ライアン・マーフィーが手がけたNetflixのヒットシリーズ『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』で実在の連続殺人鬼ジェフリー・ダーマーを演じて話題になったエヴァン・ピーターズが、米FXと米Huluで2026年初頭に配信予定の新シリーズ『The Beauty(原題)』の役作りのために、複数の外国語を学んだことを明かした。
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学習ツールのひとつは…
10月11日(土)に開催されたニューヨーク・コミコンのパネルディスカッションに、共演者のアンソニー・ラモス(『アイアンハート』)、アシュトン・カッチャー(『ザット ’70s ショー』)、ジェレミー・ポープ(『ハリウッド』)、レベッカ・ホール(『ゴジラvsコング』)と共に登壇したエヴァン。
このQ&Aイベントで司会を務めた番組のクリエイターであるマーフィーは、これまで何度もエヴァンとタッグを組んできたことに触れ、「彼にはいつも“とんでもなく難しい課題”を課してきたが、今回の挑戦は“複数の言語を習得すること”だったんだ」と明かした。
マーフィーから「どうやって乗り越えたの?」と聞かれたエヴァンは、「とてもいい先生たちに教えてもらったよ」とコメント。さらに、学習ツールのひとつとして語学アプリ「Babbel(バベル)」も利用していたという。「まずは基礎から始めて、発音をしっかり学んだ。言語によって発音が全然違うからね。基礎を固めたあとで台本を見ながら翻訳していくという感じだった」と説明した。
彼が具体的にいくつの言語を習得したかは明かされていないが、撮影がニューヨーク、パリ、ヴェネツィア、ローマの4都市で行われたことから、フランス語とイタリア語が含まれているとみられる。
『The Beauty』概要
『The Beauty』は、ジェレミー・ホーンとジェイソン・A・ハーリーによる同名コミックを原作としたスリラー作品でマーフィーとマシュー・ホジソン(『9-1-1:LA救命最前線』)が手がける。物語は「感染者をより美しくするが、命を奪う危険性もある性感染症ウイルス」をめぐるものになるという。
マーフィーは同シリーズでエヴァンの新たな一面が見られると明かし、「彼はいつも素晴らしいキャラクターを演じてくれる。彼自身も“暗くて陰のある役”を好むけど、途中で“もう嫌だ!ロマンチックコメディをやりたい。明るくて、女の子をゲットできる役がいい!”って言うんだ」と笑いながら語った。
さらに「今回はまさに彼が“スティーブ・マックイーンのようにヒロインを射止め、成功する男”を演じられる作品。彼がまったく悪役でない役を見るのは初めての経験になると思う。最終的には“愛のために犠牲を払う”という、彼のキャリアで初めての展開を演じることになる」と語った。これに対しエヴァンは、「確かに挑戦的だった」としつつも、「でも、撮影は本当に楽しかったよ」と笑顔で振り返った。
『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』は、Netflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)