『スーパーナチュラル』ジェンセン・アクレス主演ドラマ、1シーズンで打ち切りに

Amazon Prime Videoの新作ドラマ2本、『カウントダウン』と『バタフライ　～追う者と追われる者～』がともに1シーズンで打ち切られた。米Deadlineが報じている。

ジェンセンの動画投稿に“弟”が反応

『カウントダウン』は、『シカゴ・ファイア』をはじめとした『シカゴ』フランチャイズ作品のクリエイターとして知られるデレク・ハースによる犯罪スリラー。国土安全保障省の職員が白昼堂々と殺されたことから、ロス市警のマーク・ミーチャムをはじめとした多様な政府機関の捜査官が極秘のタスクフォースに集結。捜査を進めるにつれ、誰も予想しなかった恐ろしい計画が進行中だと判明する。巨大都市を救うため、一刻を争う犯人とのレースが始まる…というストーリー。『SUPERNATURAL　スーパーナチュラル』のディーン・ウィンチェスター役でブレイクしたジェンセン・アクレスが主役を務めていた。

一方の『バタフライ　～追う者と追われる者～』は、『HAWAII FIVE-0』のチン・ホー・ケリー役でおなじみのダニエル・デイ・キムが主演・製作総指揮を兼任したアクションサスペンス。韓国に潜伏している謎の元米諜報機関員デイビッドは、過去に下した決断の代償で人生が崩壊。危険な若き暗殺者レベッカと、彼女が所属する民間諜報機関のキャディスに追われる身となる。

ともにニールセンによる全米視聴率ランキングに2週連続でトップ10入りしており、6月下旬から9月初めにかけて全13話を順序リリースした前者は6月末から8位と9位に、8月13日に全6話が一挙配信となった後者はその直後に6位と8位につけていた。一定の成績を収めていた2作だが、Amazonの期待値には届かなかったようだ。Deadlineによると、より数値の良かった『カウントダウン』に関しては、全世界の視聴者数をもとに最終的な決定を下したという。

打ち切りを受けて、『カウントダウン』のジェンセンはInstagramに動画を投稿。やや暗い表情で、次のように述べた。「やあ、みんな。もう知ってる人もいるだろうけど、『カウントダウン』はシーズン更新がされなかった。Amazonがこの作品を手放すことにしたのは、とても残念だよ。あの作品を作るのは素晴らしい経験だった。キャストやスタッフと最高の時間を過ごしたんだ。機会をくれた（クリエイターの）デレクとAmazonに感謝している。全力で取り組み、やるべきことをすべてこなしたとしても、最終的な結果は自分の手の届かないところで決まってしまうことがある。それがこの業界なんだ。とはいえ、この経験に感謝しているよ。またほかの作品で会おう」

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このジェンセンの投稿に、『SUPERNATURAL　スーパーナチュラル』の弟、サム・ウィンチェスターを演じたジャレッド・パダレッキが反応。「彼らにとって大きな損失だよ、兄弟。君が本当に素晴らしかったのは誰もが認めるところだ。俺は何度でも見返すつもりだし、君が次にすることを目にするのが、今から楽しみだ」とコメントし、“兄”を励ました。

最近のAmazonはヤングアダルト作品に注力しており、今年リリースされた同ジャンルのうち『ライアーズ　私たちのウソ』と『オーバーコンペンセイト　～イケメン男子の自分探し～』はシーズン2制作が決まり、残る1本の『モーターヘッズ』は1シーズンで打ち切られた。それ以外では、Amazonを代表する人気シリーズ『ボッシュ』の新スピンオフ『バラード　未解決事件捜査班』が継続されている。

『カウントダウン』『バタフライ　～追う者と追われる者～』は、Amazon Prime Video（アマゾンプライム）にて独占配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline①、Deadline②