米CBSの大人気シリーズ『NCIS：LA ～極秘潜入捜査班～』のカレン役で知られるクリス・オドネルが主演を務める新作ドラマ『9-1-1：Nashville（原題）』は、米ABCで10月9日よりスタートする。
本作でクリスが演じるのは、消防隊113分署を率いるキャプテン、ドン・ハート。シリーズの原点である『9-1-1：LA救命最前線』などとは異なり、音楽の街ナッシュビルを舞台にした新たなレスキュードラマだ。
クリスは米TV Insiderに対し、「初めて完成版を見たけど、本当に楽しめた。観る人もきっと気に入ってくれると思う」と自信を見せた。「初回を見るときはいつも緊張するけど、撮影中は本当に楽しくて、すごくうまくできたと思う。『9-1-1』ファンにはうれしい驚きもあるはずだ」と語っている。
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『9-1-1：Nashville』の見どころは？
家族と仲間の狭間で揺れるキャプテン・ドン
ドンは家庭を持ちながらも、消防署の仲間を“もうひとつの家族”として深く信頼しているキャラクターだという。「彼は幼少期に家族とのつながりがあまりなかった。今は妻と息子がいるけど、消防署の仲間たちも同じくらい大切な存在なんだ。ドンにとって彼らこそが人生そのもの。仲間を守る一方で、行動と言葉の両方で導けるリーダーであろうとしている」とクリスは語る。
元恋人との間に生まれた“秘密の息子”
ドンの家庭には、穏やかに見えて実は複雑な事情が隠されている。元恋人ディクシー（リアン・ライムス）との間に生まれた息子ブルー（ハンター・マクヴェイ）の存在が明らかになり、家族の関係は大きく揺らぐことになる。「久しぶりに対面したとき、ドンはかなりショックを受けるんだ」
ブルーの存在は、ドンの現在の妻ブライス（ジェシカ・キャプショー）との関係にも影響を与え、さらに息子ライアン（マイケル・プロヴォスト）との間にも波紋を広げていく。「20代半ばで突然“知らない兄弟がいた”と知らされるなんて、誰でも動揺するだろう。家族としてもチームとしても、そこから立て直していく過程が描かれる」とクリスは語っている。
ナッシュビルを襲う“ファイアネード”
シリーズ初回では、炎の竜巻“ファイアネード”からの壮絶な救出劇が描かれるという。「正直、最初は“ファイアネードって何だ？”と思ったけど、本当に存在するんだよ」とクリスは笑う。「ナッシュビルでは撮影中も雷や嵐が多くて、カリフォルニアでは見ないような天候だった。もし本物を見たら、すぐに隠れると思う（笑）」
音楽の街らしく、作中では“音楽”も重要な要素として描かれるが、「歌う予定はない」とのこと。「この作品には本当に歌のうまい人たちがいるから、そこは任せるよ」と冗談交じりに話した。
キャプテンのドン・ハートを中心に展開する『9-1-1：Nashville』は、これまでの『9-1-1』シリーズとはひと味違う“ヒューマンドラマ×災害アクション”として注目を集めそうだ。
『9-1-1：Nashville（原題）』は、10月9日（木）より米ABCで放送開始。日本での放送・配信は未定。『9-1-1：LA救命最前線』はDisney+（ディズニープラス）にて配信中。
クリスが出演する『NCIS：LA ～極秘潜入捜査班～』シーズン1〜14は、Huluにて配信中。（海外ドラマNAVI）
