アガサ・クリスティー作品をオマージュにした『捜査官ヴィルヘルムセン~吹雪に閉ざされたホテル』が、11月8日(土)16:00よりミステリーチャンネルにて独占日本初放送となる。
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雪山のホテルに閉じ込められ、一人、また一人…
ミステリーチャンネルの年間特集「世界のベストセラー推理小説」の第10弾として独占日本初放送となる本作の原作は、ノルウェーの作家アンネ・ホルトのベストセラー小説であり最高傑作と呼ばれる「ホテル1222」。ストックホルム警察のハンネ・ヴィルヘルムセンを主人公にしたシリーズの一つで、同シリーズは2016年までに10作が発表され、日本でも1作目の「女神の沈黙」や「ホテル1222」などが刊行されている。
スウェーデン発ノルウェー・ナルヴィク行きの列車が吹雪の中で脱線。嵐の雪山に放り出された乗客たちは近くのホテルに避難するが、孤立状態に陥る。さらに事故現場では車掌の他殺死体が発見されていた。過去の捜査で銃弾を受け、車椅子生活を送るストックホルム警察のハンネ・ヴィルヘルムセンも乗客の一人だった。ハンネはノルウェー人の医師マグヌスから捜査を依頼されるも、管轄外のため断る。しかし、激しさを増す吹雪の中で第2の殺人が発生。ハンネは次なる犠牲者を防ぐため捜査に乗り出し、ホテルに留まる人たちと駆け引きを始める。差別主義者の若者グループ、彼らを裏で操る人物、不可解な言動を取るホテルの管理人…。真相に迫るハンネも命を狙われる事態に。生存者たちは無事にホテルから出られるのか? そしてハンネの警官としての価値観をも揺るがす、事件の裏に隠された衝撃の事実とは?
雪で隔離された山中のホテルで起こる殺人事件、限られた容疑者たち、登場人物がそれぞれに抱える秘密やトラウマ…吹雪がいつ止むか、犯人が次に誰を狙うのか。アガサ・クリスティーの「オリエント急行の殺人」や「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる設定や密室ミステリーのテイストと、北欧らしい暗く緊張感のある雰囲気の融合が味わえる本格派ミステリーだ。
原作者のアンネ・ホルトは、弁護士、検察官、ニュースキャスターなど様々な仕事を経験し、1990年代後半にはノルウェーの法務大臣も務めたという異色の経歴の持ち主。だからこそ彼女の作品は、クリスティー的なミステリーの伝統的な形式を継承しつつも、自身の弁護士や法務大臣としての経験を活かして現代的な社会問題を織り込むことで独自のスタイルを確立している。クリスティーが築いた基盤の上に、より重厚なテーマとリアリティを付加したのが、アンネ・ホルトの魅力である。
主人公ハンネ・ヴィルヘルムセンを演じるのは、『レベッカ・マーティンソン ~型破りな捜査~』『ラブ&アナーキー』などの主演で知られるイーダ・エングヴォル。
ノルウェーのナルヴィク行きの列車が吹雪の中で脱線。乗客たちは何とか近くのホテルに避難するも、救助が到着するまでしばらく足止めを食らうことに。事故現場では車掌が不審な死を遂げており、乗客の一人であった警官のハンネが真相究明を頼まれるが、ハンネは停職中であり現場が管轄外のため乗り気ではない。同じ列車に乗り合わせた医師マグヌスらの働きで怪しい人物たちが浮かび上がるが、そんな中でまた一人、新たな犠牲者が出る。
『捜査官ヴィルヘルムセン~吹雪に閉ざされたホテル』(全4話)は、11月8日(土)16:00よりミステリーチャンネルにて一挙放送。
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(海外ドラマNAVI)