英SF人気ドラマ『ドクター・フー』初の女性ドクターとして13代目ドクターを演じたジョディ・ウィッテカー。シーズン15の最終話にも再登場したジョディが、同シリーズが好きな理由やカムバックについて語った。
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『ドクター・フー』15代ドクターが降板理由、新ドクターについて語る
人気SFドラマ『ドクター・フー』の15代目ドクターを演じたン …
20年後でも迷わず引き受ける
英The Timesのインタビューでジョディは、自身のカムバックについて語った。劇中では、ンクーティ・ガトワ演じる“15代目ドクター”がビリー・パイパー演じるローズ・タイラーへと再生する場面が描かれた。ローズは、かつて9代目(クリストファー・エクルストン)と10代目(デヴィッド・テナント)のドクターのコンパニオンを務めたキャラクターだ。
「また衣装がちゃんと着られたのが嬉しかった」とジョディは振り返る。そして「カーディフ(シリーズの主な撮影地)に着いた瞬間、違うスタジオで違うTARDISでも“帰ってきた”と感じた。『ドクター・フー』は私にとって絶対的な幸せなの。20年後に“13代目を登場させたエピソードを書いた”と言われても、迷わず引き受ける。喜びでしかない」と語った。
近年の『ドクター・フー』は視聴率低迷や、共同製作を担うDisney+撤退の可能性など憶測が飛び交っている。しかしBBCの新しいチーフ・コンテンツ・オフィサー、ケイト・フィリップスはシリーズ継続を明言。ショーランナーのラッセル・T・デイヴィスも、シーズン3(=通算シーズン16)の脚本が完成していることを発表しているが、今後の展開は「まだ分からない」としている。
2018年のシーズン11で“初の女性ドクター”として歴史を刻んだジョディは、その大役についてこう語る。「“最初”が必要だったの。でも正直、当時はその意味を十分に理解していなかった。私は『お熱いのがお好き』のジャック・レモンみたいに“女だ、女だ!”と騒ぐタイプじゃない。でも発表されたとき、一部には不満の声もあったけれど、多くの人にとって本当に素晴らしい瞬間になったと思う」
現在ジョディは、コンパニオンのヤズを演じるマンディップ・ギルと共にオーディオドラマ『Doctor Who: The Thirteenth Doctor Adventures(原題)』に出演中だ。
「このシリーズを本当に離れることなんてないの」と彼女は語り、オーディオ作品については「毎日マンディプと一緒にいられるし、台本を暗記する必要もない。これ以上幸せなことはない。90歳になっても“13代目”を演じ続けたい」と笑顔で締めくくった。
『ドクター・フー』シーズン1~13はHulu(フールー)で、シーズン14~15はDisney+(ディズニープラス)で配信中。