人気の医療ドラマ『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』シーズン2では、二人のキャストがエピソード監督も務めることが分かった。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。
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「準備万端」「これ以上の喜びはない」
本作は、ピッツバーグの救急病院を舞台に、アメリカの医療現場が抱える深刻な課題を映し出す。『24 -TWENTY FOUR-』のように物語はリアルタイムで進行し、人手も資源も足りない極限状況の中、医師や看護師が次々に直面する症例と、個人的な危機を描く。
シーズン2のエピソード監督を務めるのは、マイケル・“ロビー”・ロビナヴィッチ医師役のノア・ワイリーとジャック・アボット医師役のショーン・ハトシー。脚本・製作総指揮・主演を務めるノアは第6話を担当することが分かっているが、ショーンがどの話数を担当するのかは不明だ。なお、シーズン2第1話でメガホンを取るのは、監督・製作総指揮のジョン・ウェルズ。シーズン1の全15話でキャストがエピソード監督を務めたことはなかったので、シーズン2に突入してキャストも多少余裕が生まれたということなのかもしれない。
ノアは16日(土)、監督も兼任する第6話の撮影を前に、その心境を語った。「ちょうど第5話の撮影が終わったところで、来週の火曜日から第6話に取りかかるんだ。(監督をやる上で)準備万端だと感じているし、そう思えて何よりだよ。この作品に関わることは、僕にとって本当に素晴らしい経験なんだ」
ノアは、これまでにも『フォーリング スカイズ』『ライブラリアンズ』『レバレッジ 詐欺師たちの償い』という自身の出演ドラマで監督を務めた経験がある。対するショーンも、出演ドラマの『Animal Kingdom(原題)』と『Rescue: HI-Surf(原題)』で経験済だ。ショーンは監督として『ザ・ピット』に関われる喜びを次のように表現した。
「監督としてこの作品に関われるなんてワクワクするよ。まるで、最高のキッチンで最高の食材を与えられたシェフの気分だ。素晴らしい脚本、最高の俳優陣、そして明確な視点を持った力強いキャラクターたち。そのすべてが、没入感に満ち、アドレナリン全開で、美しく振り付けられた世界の中にあるんだ」
「俳優としてアボット医師の視点からこの物語を経験してきたことは、監督としての僕にもより深い視点をもたらしてくれるだろう。しかも、すでに固い絆で結ばれているチームと一緒に挑戦できるなんて、これ以上の喜びはないよ」
シーズン2は、シーズン1のフィナーレから10ヵ月後の独立記念日(7月4日)の週末に幕を開ける。新キャストとして、セピデ・モアフィ(『Lの世界 ジェネレーションQ』)がレギュラーを務めるほか、チャールズ・ベイカー(『ブレイキング・バッド』)、アイリーン・チョイ(『グッド・ドクター 名医の条件』)、レティシア・ホラード、ルーカス・アイヴァーソン、ローレンス・ロビンソンがゲストとして参加予定。なお、ショーン演じるアボット医師もゲストとして復帰する。
また、本年度のエミー賞で『ザ・ピット』は13ノミネート。ノアは作品賞と主演男優賞で、ショーンもゲスト男優賞で候補に名を連ねている。9月半ばに発表されるこの賞レースの結果にも注目だ。
『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』シーズン1はU-NEXTで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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