誰もが知るおとぎ話と現代の世界が交差する世界を描いた米ABCの人気ファンタジードラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』。2018年にシーズン7をもって惜しまれつつ終了した同作のリブートに、あるキャストが乗り気であることが分かった。米Entertainment Weeklyが報じている。
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『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン7で打ち切りに その理由は?
誰もが知るおとぎ話と現代の世界が交差する世界を描く米ABCの人気ファンタジー『ワンス・アポン・ア・タイム』が、現在アメリカで放送中のシーズン7をもって幕を閉じることが明らかになった。米Hollywood Reporterら複数のメディアが報じている。 【関連記事】おさらい! おとぎ話 ~『ワンス・アポン・ア・タイム』を…
白雪姫に続き、悪い女王も賛同
本家でレジーナ・ミルズ/悪い女王を演じたラナ・パリラが、トミー・ディダリオがホストを務める人気ポッドキャスト番組『I’ve Never Said This Before(原題)』にゲストとして出演。『ワンス・アポン・ア・タイム』で演じたキャラクターへの愛着を熱く語り、同役再演に前向きな姿勢を示した。
ラナはディダリオからある動画を見せられ、その中では『ワンス・アポン・ア・タイム』の共演者ジニファー・グッドウィン(メアリー・マーガレット/白雪姫役)がレッドカーペットでリブートをアピールしていた。ジニファーは「(リブートを)実現させたい。実現したら興味がある、と言っておくわ」と発言。その後ディダリオから、同じようにリブート出演に興味があるかを尋ねられたラナは、次のように回答した。
「この作品は長く続いたので、私は常に複雑な気持ちを抱えていました。“もうこれ以上何を描けるのか分からない。キャラクター全員、すでに深く掘り下げられているんだから”と思っていたんです。でも、常に新しい物語はあるものです。そして、私が演じた悪い女王というキャラクターは私の心の中の大きな部分を占めているので、(リブートに対して)間違いなく前向きな姿勢で臨むでしょうね」
2017年に同作が終了した際、そのことを受け入れるのが難しかったと明かしていたラナ。「受け入れるまでに1ヵ月半かかりました。打ち切られた直後はかなり頭に来ましたし、すごくガッカリして悲しかったです」
今回ラナは作品と役柄への愛を語り、それらが自分の人生に与えた影響を説明。ファンから『ワンス・アポン・ア・タイム』のことを質問されたり、サインを求められたりするたびに、自分が劇中で言った非常に感動的な台詞を思い出すのだという。
「年月が経つうちに忘れていたのは、この作品の脚本がどれだけ素晴らしいかということでした。もちろん作品が成功するには、まず脚本が素晴らしくなくてはいけません。ただ、作中にどれだけ多くの名言があったのか、それがどれほど人々に教訓を与えるようなものだったのかを忘れていたのです。視聴者はこれらのキャラクターたちから学び、人生が変わりました。このことは、長年ファンと交流していなければ理解できなかったと思います」
「(クリエイターの)アダム・ホロウィッツとエドワード・キッツィスにはこう伝えたいですね。“あなたたち、自分が何をしたか分かってる? この作品はみんなの人生を変えたのよ。私がこれまで関わった中で魔法のようなものを感じたのはこの作品が初めてだった。私の心の中で永遠に特別な作品であり続けるわ”と。『ワンス・アポン・ア・タイム』は本当に特別な作品でした」
「レジーナは特別なキャラクターで、多くの人々にとってのインスピレーションでもありました。シリーズ当初の彼女は冷酷で冷淡で、復讐心に燃える女性でした。彼女は自分が深く傷つけられたからこそ、他人を傷つけようとしたのです。しかし、そこから7年間をかけてヒーローとして成長し、その姿は本当に尊敬に値するものでした。多くの人々が彼女の中に強さを見出したと思います。そして人生を変え、異なる選択をするための強さを自分自身の中にも見つけたんです。私にとっても、彼女はいろんな意味で学ぶべき存在でした。この作品の脚本を読む度、“ああ、ここから学ぶべきことがある”と感じました。レジーナの旅路により、私の個人的な人間関係も癒されたんです。自分が演じるキャラクターから何かを学べるのは、本当に素晴らしいことだと思います」
『ワンス・アポン・ア・タイム』全7シーズンはDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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