7月10日(木)、映画『スーパーマン』の上映イベントが開催。日本語版吹替声優の武内駿輔、種﨑敦美、浅沼晋太郎のほか、本作のアンバサダーを務めるチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿が登壇し、アフレコ時の裏話や新生スーパーマンの魅力を語りつくした。
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「この夏はスーパーマン!日本最速IMAX上映イベント」開催!
映画『スーパーマン』の日米同時公開を迎える前日となる本日、グランドシネマサンシャイン池袋にて「この夏はスーパーマン!日本最速IMAX上映イベント」が開催。
日本語吹替版キャストを務めた、クラーク・ケント/スーパーマン役の武内駿輔、ロイス・レイン役の種﨑敦美、レックス・ルーサー役の浅沼晋太郎が登場! さらに本作の<スーパー>アンバサダーを務め、メトロポリス市民として日本語吹替版にも出演するチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿も駆け付けた。
まず、武内から「小さいころからDCコミックスが大好きだったので、ジェームズ・ガン監督が手掛ける新生DCユニバース一作目となる本作に携われることが決まった時は、非常にワクワクしました。そして、スーパーマンはこれまでさまざまなバージョンで語り継がれてきた作品なので、その歴史に参加できることになり、非常にいい仕事がしたいな! という気持ちで臨みました。終えた感想としては、自信を持てる仕上がりになったという自負があります。ぜひ、日本語吹き替え版も堪能していただきたいです」と、ファンならではの熱い気持ちを吐露した。
種﨑は「私も小さいころからスーパーマンという存在を知っていたので、その映画に私が出られるのですか! と。ティザーが公開されるたびにファンのみなさんの熱量のあるコメントを見て、これは吹き替えで台無しにできない! 全力で臨みました。収録は丁寧に進めていただいたので、本当に良いものができました。繰り返しになりますが、ぜひ吹き替えも見てほしいなと思います」と、続けた。
そして浅沼はあ「以前、4回ほどニコラス・ホルトさんに声を当てさせていただきましたが、そのときも科学者役だったんです。またニコラス・ホルトの科学者役を吹き替えできるぞ、今度は出版社を引っ越ししてか! と。レックス・ルーサーなんて、原作はもちろん過去に制作された映画にも出てくる、スーパーヴィランじゃないですか。こんな光栄なことはなかったですね。ぜひ吹き替え版をご覧ください」と、『X-MEN』シリーズではニコラス演じるビースト/ハンク・マッコイを担当した過去を振り返った。
本編を視聴した感想を聞かれると、武内は「DCファンとして感動したのは、クリストファー・リーヴが演じていた『スーパーマン』のジョン・ウィリアムズが作曲した劇伴ですね。スーパーマンを知らない方でも一度は聞いたことがあるあの名曲のアレンジがふんだんに使われています。また、同作のオマージュやリスペクトが盛りだくさんで、いちファンとしてうれしかったです。また、今回のスーパーマンは異星人なのか、人間なのかという自分のアイデンティティに揺れ動く、等身大の青年として悩むシーンがあります。ロイスともぶつかりあうところも、本作ならではの見どころかなと。アクションシーンももちろんですが、吹き替えを担当した者としてはそのあたりも注目してほしいです」と熱量たっぷりにコメント。
種﨑は「クリプトが大活躍で!」と、クリプトのコスプレをしたファンに手を振り「本当にかわいくてなくてはならない存在ですよね」とクリプト愛を告白。続けて「本作を見終わった後は顔面が筋肉痛でした。一瞬も見逃せなかったです。『スーパーマン』初心者なんですが、そんな私でも最高に楽しめました」と話すと、浅沼が「そこが売りですからね。本作は予備知識なくても見られるので」とフォロー。
そして「クリプト僕も大好きなんですよ。持って帰りたいくらい。ほかにもヒーローが登場しますが、癖が強くて! 癖が強いからこそわくわくさせられる。吹替声優陣も超豪華で、そこが見どころの一つだと思います」と語った。
長田は「僕は『スーパーマン』も、ジェームズ・ガン監督も好きなんです。カレーとカツが融合したカツカレーみたいなムービー! ジェームズ・ガン監督が描くアクションシーンも半端ないので、IMAXで見たら大迫力だと思います」と話すと、浅沼が「舞台挨拶の前に試写会のお誘いをもらったんですが、実は断ったんです。ポップコーンを食べながら大きい画面といい音響で見たくて」と打ち明けた。長田は「わかります! 初見がIMAXでうらやましい!」と観客に呼びかけた。
松尾は、「スーパーアンバサダーと言いながら、実は僕もスーパーマン初心者なんです。すみません…。ただ! 本当に初心者でも置いてけぼりにならずにみんなが楽しめる映画でした!」と初心者でも満喫できたことを伝えた。
そして、チョコレートプラネットの二人がTT兄弟…ではなく、“SS兄弟”が本イベント限りの『スーパーマン』にちなんだスペシャルネタを披露! スーパーマンのSを探すネタに会場は手拍子で大盛り上がり!
浅沼が「これでまたアメリカズゴッドタレントに出てほしいですね!」というと、長田と松尾が「いろいろなところに行きたいですね。スペインやサウスアフリカ、スロベキア、シンガポールとか…」とSにちなんだ地名を挙げた。
最後に武内が「本作は人と人の愛情がテーマになっています。壮大なアクションシーンと音楽を感じながらメッセージも楽しんでもらえると幸いです。(チョコプラの)お二人も素晴らしい吹替を披露されているので、吹き替え版も一緒に楽しんでもらえれば幸いです」とコメント。
種崎が「どれだけボロボロになっても、一人も一匹も放っておかない優しいスーパーマンに胸が熱くなりました。大きなスクリーンで堪能いただけるみなさんがうらやましいです。きっと何回でも見たくなると思いますので、そのうちの一回はぜひ吹き替えでご覧ください(笑)」と、再度吹き替え版をプッシュ。
浅沼は「数あるヒーロー映画が公開される中で、原点にして頂点の本作に足を運んでいただけたこと、そしてこれだけの人が本作に期待を寄せていることがわかってうれしいです。僕が演じるレックス・ルーサーはスーパーマンを代表するスーパーヴィランです。僕の感想ですが『これが令和の戦い方なんだ』という新しい戦い方をするので、そこにも注目してください!」と、見どころを語った。
最後に、武内の「この夏は」に続いて、登壇者・観客全員で「スーパーマン!」と叫んでイベントは大盛況のまま幕を閉じた。
映画『スーパーマン』は、7月11日(金)日米同時公開。(海外ドラマNAVI)