Amazonの人気ファンタジーシリーズ『グッド・オーメンズ』のフィナーレとなる長編スペシャルエピソードはすでに撮影を終えているものの、その公開が不透明な状況にあることが、アジラフェル役のマイケル・シーンの発言から明らかになった。
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『グッド・オーメンズ』シーズン3についてデヴィッド・テナントが初コメント
撮影中断などに見舞われていた人気ファンタジーコメディー『グッ …
みんなに観てもらいたいけど…
当初、シーズン3として制作が予定されていた本作は、最終的に1話限りのスペシャルとして方向転換。そのエピソードには、主演のデヴィッド・テナントとマイケル・シーンが再び出演している。
しかし、原作者のニール・ゲイマンが性的暴行の疑惑を受けたことから、制作体制に大きな変化が生じた。ゲイマンは疑惑を強く否定しているものの、本エピソードの制作には関わっておらず、自身の制作会社であるBlank Corporationも参加していない。
こうした中でマイケルは英ザ・タイムズのインタビューに応じ、次のように語った。
「正直、これがどうなるのか本当にわからない。僕たち二人は物語を完結できたことに安堵してるけど、それは非常に難しくて複雑で、不穏な状況の中でのことなんだ。みんなに観てもらいたいとは思ってるけど、それは僕たちの手の届かないところにあるんだよ」
2025年1月にVultureが公開した記事と、2024年7月に配信された「Tortoise Mediaの」ポッドキャストでは、9人の女性がゲイマンに対する告発を行っている。内容には、同意なしに乱暴な性行為をされたという証言が含まれている。これに対してゲイマンは、「非同意の性的行為は一切ない」と全面的に否定している。
デヴィッドも、今年初めに出演した番組『The Assembly(原題)』でフィナーレについて触れており、以下のように語っていた。
「『グッド・オーメンズ』をもう一度やってるんだ。フィナーレを撮るために戻ってきた。ちょっと人員の入れ替えはあったけど、あの物語を最後まで語れるのはよかったよ。クリフハンガーで終わるのはつらかったからね。うまく調整できてよかった」
『グッド・オーメンズ』シーズン1〜2はPrime Videoで配信中。(海外ドラマNAVI)