
絶大な人気を誇る二大スター、デヴィッド・テナントとペドロ・パスカル。『ドクター・フー』のドクター役や『グッド・オーメンズ』のクロウリー役などでの人気を誇るデヴィッドと、『THE LAST OF US』のジョエル役で一躍時の人となったペドロは、それぞれ幅広く熱心なファン層を築き上げている。そして興味深いことに、そのファン層にはお互いも含まれているようである。
デヴィッド・テナントが演じたかったスーパーヒーローとは?
5月24日、ロンドンで開催されたMCMコミコンに登壇したデヴィッド。自身の多彩なキャリアについて語る中で、熱心なファンたちからの質問に答える時間が設けられた。その際、一人のファンから「現実的かどうか、性別や年齢に関係なく、最も演じてみたいスーパーヒーローやスーパーヴィランは誰ですか?」という質問が投げかけられた。
「スーパーヴィランに関しては、『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』で演じたキルグレイブが最高だったと思います」と、Netflixシリーズで自身が演じた操り屋のヴィランについて振り返った。そして注目すべきは、スーパーヒーローについての回答だ。
「実はリード・リチャーズを少し狙っていたんです。でも残念ながら、どうやら違う方向に決まったみたいですね」と、笑顔を浮かべながら告白。「でも、もし誰かがやるなら、ペドロ・パスカルが演じるのはとても嬉しいです」と、心温まる祝福の言葉を付け加えた。
ペドロ・パスカルが演じる「ミスター・ファンタスティック」
リード・リチャーズは、マーベルの人気ヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」のリーダーであり、“ミスター・ファンタスティック”の異名で知られる重要キャラクター。今後マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で展開される新作映画では、ペドロがこの役に挑む。
共演陣も豪華で、ヴァネッサ・カービー(『ザ・クラウン』)がインビジブル・ウーマン役、ジョセフ・クイン(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』)がヒューマン・トーチ役、エボン・モス=バクラック(『一流シェフのファミリーレストラン』)がザ・シング役として名を連ねている。

惜しくもミスター・ファンタスティック役を逃したデヴィッドだが、彼自身の多忙なスケジュールを考えると、今のところは十分すぎるほど充実した日々を送っているといえるだろう。もしかしたら、デヴィッドが出演していたかもしれない『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は7月25日(金)全国劇場公開(海外ドラマNAVI)
参考元:Radio Times