『マーサー教授の殺人事件簿』シーズン2で打ち切り

米NBCによるクライムドラマ『マーサー教授の殺人事件簿』が、シーズン2をもって打ち切られることが明らかになった。米TV Lineが報じている。

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高評価も視聴率は伸び悩み、2シーズンで終了

本作は、行動科学者アレック・マーサーがその卓越した専門知識を武器に、FBIや警察とともに難事件に挑む姿を描く知的ミステリー。主人公マーサーを演じたのは、『LAW & ORDER　ロー＆オーダー』のエド・グリーン役や『THE FLASH／フラッシュ』のジョー・ウェスト役で知られるジェシー・L・マーティン。その鋭い洞察力と静かなカリスマ性で、視聴者の心を掴んできた。

製作陣には『エレメンタリー』や『デクスター』の顔ぶれも

『マーサー教授の殺人事件簿』は、2023年9月にNBCで放送開始された後、わずか2ヵ月でシーズン2への更新が決定するなど、期待の高い作品としてスタートを切った。

製作には『エレメンタリー　ホームズ＆ワトソン in NY』や『デクスター ～警察官は殺人鬼』など、質の高い犯罪ドラマで知られるトム・ミットマンが名を連ねており、緻密なプロットと人物描写に定評があった。

シーズンを通じての視聴データによれば、本作は遅延視聴を含めて平均視聴者数440万人を記録。これはシーズン1からわずか4パーセントの減少にとどまり、決して悪い数字ではない。NBCが今シーズン放送した11本のドラマの中では第7位にランクインしており、『The Hunting Party（原題）』『Found（原題）』『Suits LA（原題）』（シーズン1にて打ち切り済み）『Grosse Pointe Garden Society（原題）』などよりも上位の成績を収めていた。

しかし、こうした数値的な安定にもかかわらず、NBCはシリーズの継続を見送る判断を下した。具体的な理由は明らかにされていないが、近年のネットワーク局における番組編成の最適化、ストリーミング配信との競争激化など、複合的な要因が背景にあると見られる。

『マーサー教授の殺人事件簿』シーズン1はWOWOWオンデマンドにて独占配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：TV Line

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