『SUITS/スーツ』スピンオフ、1シーズンで打ち切りに

世界中でヒットしたリーガルドラマ『SUITS/スーツ』の舞台をロサンゼルスに移したスピンオフ『SUITS LA』がわずか1シーズンで打ち切りとなることがわかった。

 

平均視聴者数は235万人、NBCドラマ枠で下から2番目

『Suits LA』は、ガブリエル・マクトやパトリック・J・アダムスらが出演したUSAネットワークの大ヒットシリーズ『SUITS/スーツ』の世界観を引き継ぎながらも、新キャラクターを中心に展開されるスピンオフ作品。舞台はニューヨークからロサンゼルスへと移り、主人公は元連邦検事テッド・ブラック。『ARROW/アロー』のスティーヴン・アメルが主演を務めたことも話題となり、放送前から期待されていた。

しかし、厳しい視聴者数でスタートを切った『Suits LA』の後日再生(タイムシフト視聴)を含めた平均視聴者数はわずか235万人で、同局が今季放送した11本のドラマのうち、『Suits LA』より視聴者数が少ないのは、新作の『Grosse Pointe Garden Society(原題)』のみという結果に。その厳しい数字が今回の打ち切りの決定打となったようだ。ちなみに、IMDbでの評価は5.7だった。

主人公は全く新しいキャラクター、舞台はロサンゼルス

物語は、テッドが15年前に旧友スチュアート・レーン(ジョシュ・マクダーミット『ウォーキング・デッド』)と立ち上げた、刑事法とエンターテインメント法を専門とする法律事務所が舞台となる。だが、シリーズ第1話ではその事務所に危機が訪れる。スチュアートが突如としてテッドを合併話から外し、複数の従業員やクライアントを引き連れて、テッドの元恋人であるサマンサの職場へ移籍するという裏切り行為に出る。この衝撃的な展開が、テッドのキャリアにも人間関係にも大きな波紋を呼ぶこととなる。

また本作では、『SUITS/スーツ』のおなじみのキャスト陣がゲスト出演していることもファンにとっては見逃せないポイントである。ガブリエル・マクトはハーヴィー・スペクター役として3話に登場。テッドとの旧知の関係が描かれるとともに、ハーヴィーとドナの間に息子がいるという新情報も明かされた。他にもリック・ホフマン(ルイス・リット役)やデヴィッド・コスタビル(ダニエル・ハードマン役)といった旧シリーズのキャラクターたちが登場し、ユニバースのつながりを強調している。

なお、『Suits LA』シーズン1の最終回(そしてシリーズ最終回となる可能性が高い回)は5月18日(日)にNBCで放送予定となっている。日本への上陸は現時点では未定。本家『SUITS/スーツ』はPrime Video、Netflix、Huluなどで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:TV Line

Photo:Instagramアカウント@suitsnbcより