米CBSドラマ『イコライザー』シーズン5で打ち切り決定
『イコライザー』公式Instagramアカウント@theequalizercbsより

クイーン・ラティファ主演のCBSの人気アクションドラマ『イコライザー』が、現在アメリカで放送中のシーズン5をもって打ち切りとなることが明らかになった。最終回は5月4日(日)に放送予定で、打ち切りの決定はそのわずか2日前に下された。米TV Lineが報じている。

 

視聴率の低下が終了の引き金に

本作は、1980年代に放送されたアクションドラマ『ザ・シークレット・ハンター』を原案とし、デンゼル・ワシントン主演の映画シリーズも展開された人気タイトル。現代版ドラマでは、クイーン・ラティファ演じるロビン・マッコールが、法では救えない人々を助ける謎多き“イコライザー”として活躍してきた。

『イコライザー』は、今シーズンから日曜夜のより遅い時間帯に放送枠が移動。これにより視聴率が大きく低下した。ニールセンによる1週間の遅れ視聴(ストリーミングを除く)を含めた平均視聴者数は600万人弱と、昨シーズンの789万人から大きく減少していた。

この打ち切りにより、CBSは2024-2025年シーズンの継続が未定だった脚本付きドラマの整理を完了。『イコライザー』のほかにも、『FBI: インターナショナル』『FBI: Most Wanted』といった人気スピンオフ、そして新作コメディ『Poppa’s House(原題)』も終了することが決定している。また、長寿シリーズ『ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜』も昨年12月に終了しており、CBSの番組編成に大きな変化が訪れている。

幻に終わったスピンオフ企画

『イコライザー』のスピンオフドラマとして、元CIA工作員イライジャ・リード(タイタス・ウェリヴァー『ボッシュ』)と、その娘で武術と武器の専門家であるサマンサ・リード(ファニ・フェリス『ハーレム』)を主人公とする企画も進行していた。

二人が演じる新キャラクターは、シーズン5第16話にゲスト出演しており、同エピソードがスピンオフの“導入編”として位置づけられていた。しかし、CBSは最終的にスピンオフの制作を見送る決断を下した。

『イコライザー』シーズン1~3はAmazon Prime Videoで配信中。(海外ドラマNAVI)