『S.W.A.T.』シーズン8をもって正式に打ち切り

シェマー・ムーア主演の犯罪アクションドラマ『S.W.A.T.』が、現在アメリカで放送中のシーズン8をもって打ち切られることが決定した。二度の打ち切りを覆し復活を果たしていたヒット作がついに終了を迎える。米Deadline報じている。

 

2度の復活を果たした『S.W.A.T.』、ついに終幕へ

『S.W.A.T.』はこれまで何度も打ち切りと復活を繰り返してきた。2023年5月にはシーズン6での終了が発表されたが、ファンの強い支持を受けてCBSが決定を覆し、シーズン7の制作が決定。その後、2024年5月にはさらにシーズン8へ更新されるなど、ドラマチックな展開を見せてきた。

しかし、今回は最終決定であり、復活の可能性はないとみられている。製作を手がけるソニー・ピクチャーズ・テレビジョンは、CBSにとって魅力的な条件を提示し続けてきたが、今回は更新交渉が成立せず、シリーズ終了が決まったという。

CBSの大幅な編成見直しの一環

『S.W.A.T.』の終了は、CBSが今週発表した3つ目の主要ドラマの打ち切りとなる。これまでに『FBI:Most Wanted ~指名手配特捜班~』と『FBI: インターナショナル』の終了も決定。いずれの作品も外部スタジオであるソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとユニバーサル・テレビジョンが制作しており、CBSは自社スタジオ制作の番組に軸足を移している可能性がある。

この結果、ユニバーサル・テレビジョン制作の『イコライザー』が唯一の更新未定のドラマとなった。また、CBSスタジオが手がけるシャーロック・ホームズ関連の新作ドラマ『Watson(原題)』も、放送開始からわずか数週間ながら更新の可能性が高いとみられている。

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Photo:『S.W.A.T.』シーズン7 © 2024 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved.