アメリカの放送局CBSが、2024〜2025年のテレビシーズンでも視聴率トップの座を獲得し、17年連続で“全米で最も見られたネットワーク”という記録を更新した。
プライムタイム（夜のゴールデン帯）の視聴率上位7作品すべてをCBS作品が独占し、視聴者数の面でも前年比14％増という圧倒的な結果を示した。
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【2024-2025年】視聴率ランキング（CBS）トップ7
CBSの視聴率1位を獲得したのは、アクションドラマ『トラッカー』。平均視聴者数は約1,084万人を記録し、長年の人気シリーズ『NCIS』（786万人）や『FBI』（811万人）を上回った。
- 『トラッカー』（1,084万人）
- 『マトロック』（953万人）
- 『60ミニッツ』（845万人）
- 『FBI：特別捜査班』（811万人）
- 『Georgie & Mandy’s First Marriage（原題）』（798万人）
- 『ブルーブラッド ～NYPD家族の絆～』（790万人）※今シーズンで終了
- 『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』（786万人）
なお、9位にランクインした『エルズベス』を加えると、トップ10作品のうち実に8本がCBS作品という圧倒的な強さを見せている。残る2枠には、NBCの人気シリーズ『シカゴ・ファイア』（8位）と『シカゴ・メッド』（10位）が食い込んでいる。
また、『FBI：特別捜査班』のスピンオフ2作品『FBI：Most Wanted～指名手配特捜班～』と『FBI：インターナショナル』は、どちらも649万人の平均視聴者数を記録し、視聴率ランキングTOP20以内に入っているにもかかわらず、5月20日の放送をもってそれぞれシーズン6とシーズン4で終了する。
新作ドラマでもCBSが圧勝
今シーズンの新作視聴率でもCBSは圧勝。トップ5のうち4作品がCBS作品で占められており、そのラインアップは以下の通り。
- 『マトロック』
- 『Georgie & Mandy’s First Marriage』
- 『ハイ・ポテンシャル』（ABC作品）
- 『Watson（原題）』
- 『NCIS：オリジンズ』
3位にランクインしたABCの『ハイ・ポテンシャル』（724万人）を除けば、CBSの独壇場といえる。特に『マトロック』は新作ながらも全体2位にランクインするなど、大きな注目を集めている。
コメディ・深夜番組・昼番組でもNo.1
コメディ部門でも『ヤング・シェルドン』のスピンオフ『Georgie & Mandy’s First Marriage』と『ゴースト～ボタン・ハウスの幽霊たち』のリメイク版『Ghosts（原題）』が1位〜2位を獲得。CBSのドラマ制作力がいかに高く評価されているかが分かる。
さらに、CBSは深夜番組でも『The Late Show with Stephen Colbert（原題）』が9年連続1位、昼の時間帯でも39年連続で視聴率トップを維持するなど、まさに全時間帯で“勝ち続けるネットワーク”としての地位を確立している。
（海外ドラマNAVI）
