
人気救命ドラマ『シカゴ・ファイア』では、はしご第81小隊の消防士が危険な消火活動に挑む姿が描かれ、任務中に殉職したキャラクターもいる。
シーズン8で、ファンに惜しまれながら番組を去ったブライアン・“オーチス”・ズヴァナチェックの死について、演じたユーリ・サルダロフが振り返っている。
降板は自分で決めた
ユーリが演じたオーチスは、シーズン8第1話でマットレス工場の大規模火災の消火活動で全身に大やけどを負い、親友ジョー・クルース(ジョー・ミノソ)に看取られながら息を引き取った。
米TV Insiderのインタビューで『シカゴ・ファイア』について語ったユーリは、番組に参加する前からクリエイターのデレク・ハースとマイケル・ブラントを知っていたのだという。
「番組出演の機会を持ちかけてくれたのも彼らでした。本当に感謝しています。今でも最高の出来事です」と振り返ったユーリは、自分で降板を決めたと明かしている。
ユーリはハースに、「降板する準備は出来ていると思う」と伝え、「それは自分の決断でした。彼らは、どうやって僕を退場させるのか分かっていませんでした」と回顧している。
オーチスが命を落とすシーンについては、「すごく感情的になりました。自分が死にかけていてクルースが傍にいるシーンで、湧き上がってきた感情は本当にリアルでした。僕が最後に撮影したシーンですからね」と語っている。
また、ユーリは朝早く起きて撮影に参加し、共演キャストと一日中一緒に過ごしていた毎日がなくなり、動揺してしまったそうだ。
「人は目的を持っているとき、生きがいを感じられますよね。正直なところ、これから何をするべきかを考えるのに時間がかかりました。快適な場所からあえて離れ、自分を謙虚に保つために困難な道を選ぶ必要があるのかもしれないと思いました」とも述べている。
一番恋しいことは…
そして、オーチス役で一番懐かしいことについては、クリストファー・ハーマン役のデヴィッド・エイゲンバーグ、ランディ・“マウチ”・マクホランド役のクリスチャン・ストールティ、クルース役のジョーとコーヒーテーブルを囲み、4人の友達がくだらない話をしていたことが一番恋しいと答えた。
続けて、クルースとの絆や消防シーンなど、オーチス役で特に印象に残っていることについてはこう語っている。
「撮影で一番きつかったのは消防シーンですね。まさに英雄的なシーンです。そういう撮影の日は本当に過酷でした。装備を整えてマスクを被る。実はそれが一番恋しいかな。人を救うシーンもです。カメラに映ると最高に映えますからね。ケリー(・セブライド)の姉妹の物語もお気に入りでした。すごくクールだと思ったし、ミステリーと探偵物のオーラがあって、あのストーリー展開が大好きでした」
オーチス役を懐かし気に振り返ったユーリは、『シカゴ・ファイア』を手がけるディック・ウルフの犯罪捜査番組『FBI:インターナショナル』にゲスト出演し、『ザ・ルーキー』や映画『Amy and Peter Are Getting Divorced(原題)』などに出演している。
『シカゴ・ファイア』はHuluにてシーズン1~10が配信中。(海外ドラマNAVI)
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