1980年に制作されたドラマ『将軍 SHOGUN』でブラックソーン(のちの按針)を演じたリチャード・チェンバレンが亡くなった。米Varietyがトップで報じたほか、複数のメディアが訃報を伝えている。
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91回目の誕生日を目前に…
広報係によれば、リチャードは3月29日(土)、ハワイのワイマナロにて発作が引き起こした合併症により息を引き取ったという。享年90。3月31日に91回目の誕生日を迎えるはずだった。
Richard Chamberlain, TV's Dr. Kildare, 'Shogun,' 'Thorn Birds' Star, Dies at 90 https://t.co/8UxturhDZs
— Variety (@Variety) March 30, 2025
彼の長年のパートナーは、声明で以下のように述べている。「リチャードは今、天使とともにいる。彼は自由であり、あの世で愛する人たちと一緒に過ごしている。彼のように素晴らしい魂の持ち主を知ることができたのは幸運だった。愛は決して死なない。愛をもって翼を得たリチャードは次なる冒険に向かうだろう」
1934年ロサンゼルスに生まれたリチャードは、甘いマスクと高い演技力を活かして、20代前半からアルフレッド・ヒッチコック監督がホスト役を務めるドラマ『ヒッチコック劇場』や人気ドラマ『ガンスモーク』にゲスト出演。1961年には米NBCの医療ドラマ『ドクター・キルデア』の主演に抜擢され、同作は5シーズン続くほどのヒットを記録した。そして1980年に放送された『将軍 SHOGUN』ではブラックソーン(のちの按針)役として三船敏郎や島田陽子と共演。三船とともにエミー賞主演男優賞候補となった。同作や『ドクター・キルデア』などで3度ゴールデン・グローブ賞に輝いている。
映画では、チャールトン・ヘストン主演の『ジュリアス・シーザー』や『タワーリング・インフェルノ』に参加し、リチャード・レスターが監督を務めた『三銃士』や『四銃士』ではアラミスを演じた。『ロマンシング・アドベンチャー』シリーズで扮した主人公アラン・クォーターメイン役をご存知の人もいるのではないだろうか。
ドラマ、映画のほか、舞台でも活躍した彼は、1980年にハワイに移住。その後も、『ブラザーズ&シスターズ』『レバレッジ ~詐欺師たちの流儀』『CHUCK/チャック』『ツイン・ピークス The Return』といったドラマのゲスト出演という形で俳優活動を続けていた。
リチャードの冥福を祈りたい。
『将軍 SHOGUN』をおよそ40年ぶりにリブートした真田広之主演の『SHOGUN 将軍』シーズン1はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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