『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の歴史において、最も愛されたキャラクターの一人であるジヴァ・ダヴィード。彼女の降板によって生まれた大きな空白を一時的に埋めた“最初の後任者”が、シリーズの新たな展開を受けてカムバックへの道を明確にしている。その舞台となるのが、若き日のギブスを描く前日譚スピンオフ『NCIS:オリジンズ』だ。同作のシーズン3において、本家でレロイ・ジェスロ・ギブスを長年演じたマーク・ハーモンの役割が大幅に拡大されることが決定。これに伴い、本編の未来とスピンオフの過去を繋ぐ重要なキャラクターの再登場に大きな期待がかかっている。
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ジヴァの“最初の後任”ヴェラ・ストリックランドの存在
ジヴァの降板劇は当時、ファンに大きな衝撃を与えた。コート・デ・パブロ演じるジヴァは、ケイト・トッドの悲劇的な死の直後にモサドから出向し、やがてMCRT(重大事件捜査班)のレギュラーとして番組の黄金期を支えた。それだけに、彼女が突如イスラエルへ帰国したエピソードは多くの疑問を残し、のちに“生存”が判明して一時復帰した際も、公式にMCRTへ戻ることはなかった。このジヴァの公式降板初戦となったシーズン11第3話で、暫定的な後任としてチームに加わったのがロマ・マフィア(『プロファイラー/犯罪心理分析官』)演じるヴェラ・ストリックランドだ。

ヴェラは、ギブスの精神的支柱でもあったマイク・フランクスの最後のパートナー。公式に引退を迎える現役最後の1カ月間をMCRTで過ごした人物である。現在、このヴェラの若き日の姿は『NCIS:オリジンズ』においてダイアニー・ロドリゲスが演じており、キャラクターの深掘りが進められている。
シーズン3で拡大する「オールド・ギブス」の役割
米CBSの発表によると、『NCIS:オリジンズ』シーズン3では、1990年代初頭の過去パートだけでなく、現代で進展を見せる事件も本格的に扱うという。そのため、現代のギブス(オールド・ギブス)を演じるマークは、新シーズンの全エピソードに画面上で登場する予定だ。
マークはこれまでも息子のショーンとともに製作総指揮を務め、ナレーションやパイロット版へのカメオ出演で作品を支えてきたが、本編はあくまでオースティン・ストウェル演じる若き日のギブスが主役だった。しかしシーズン3からは、過去と現代の二つの時代が明確に並行して描かれることになる。
ここで重要になるのが、現代のギブスとの繋がりだ。ギブスが現在身を寄せるアラスカの地と、彼の古いキャンプ・ペンドルトン時代のチームを繋ぐ接点として、本家『NCIS』シーズン23で明確に描かれた唯一の人物がヴェラなのである。オールド・ギブスが現代で何らかの行動を起こすのであれば、そこにロマ演じるヴェラが関与してくるのは完全に辻褄が合う。
話数削減の逆境を跳ね返す、オリジナルギブスへの期待
あいにく、マークの本格復帰は少し複雑なタイミングと重なってしまった。CBSは『NCIS:オリジンズ』シーズン3のエピソード数を、従来の18話からわずか10話へと削減することを決定したからだ。もしこの復帰が前シーズンであれば、ファンは彼とより長い時間を過ごせただろう。
それでも、ギブスが引退してから数年が経った今、再びその姿を全編で拝めることは、オリジナル版の彼を恋しく思っていたファンにとって最高のギフトだ。短縮されたシーズンだからこそ、ヴェラとの再会を含めた密度の濃いストーリー展開に期待がかかる。
『NCIS: オリジンズ』シーズン3は、この秋より米CBSにて毎週火曜日に放送予定。日本ではシーズン1~2がWOWOW、J:COM Streamで配信中。(海外ドラマNAVI)(海外ドラマNAVI)











