
憧れの人と共演。それは、どんなトップスターでも圧倒される体験になるもので、レオナルド・ディカプリオにとっては、『ビバリーヒルズ高校/青春白書』のディラン・マッケイ役で知られるルーク・ペリーとの共演が夢のような時間だったという。
みんながルーク・ペリーに夢中だった
ルークは2019年3月に脳卒中により倒れ、帰らぬ人となった。彼の死から6年が経った今月1日、米The CWではドキュメンタリー番組『In I Am Luke Perry(原題)』が放送。『ビバヒル』の共演者で、私生活でも親交の深かったジェイソン・プリーストリーも製作総指揮に加わり、ルークの友人、家族、共演者たちが彼との思い出を振り返った。
その中で、レオナルドは2019年公開の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の撮影現場でルークと初対面した時のことを回想。「彼の優しさにすぐに感銘を受けました」と、監督のクエンティン・タランティーノ、共演者のマーゴット・ロビーとともに振り返った。
「ロサンゼルスで生まれ育ち、人生のほとんどをこの業界で過ごしてきたことが多くの面で自分を形作ってきました」と彼は続ける。「ルーク・ペリーとセットで会ったとき、まずはとても興奮したんです。信じられないような気持ちでした」
レオナルドは続ける。「10代の頃、彼はテレビ界の新しいジェームズ・ディーンのような存在で、みんなが彼に夢中でした」
「圧倒されるという感覚を覚えました。それでもその後に、彼と私はロサンゼルスのことや90年代のこと、お互いのキャリアと人生について語り合う機会を得ました。私は本当に、なんというか、彼の人柄の優しさに衝撃を受けたんです。彼は信じられないほど寛大な人でした」
ルークはレオナルドと共演した『ワンス〜』で実在した俳優ウェイン・モウンダー役を演じたが、2019年7月の公開を見届けることはできなかった。
レオナルドは公開時のレッドカーペットでもルークについて語っており、「『ビバヒル』で彼と一緒に育ち、彼のことを文字通り地球上で最もかっこいい男だと尊敬していました。正直なところ、現場ではスターに夢中になっていたんですよ」とルークへの憧れを口にし、彼の死を「悲劇的な喪失」と表現していた。
レオナルドはルークの死が確認された2019年3月4日にソーシャルメディアで彼を追悼し、ルークと共演できたことは「名誉」だとつづっていた。
ルークの遺作となった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はPrime Video、Netflix、U-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』