神経質で偏屈な犯罪学者が犯罪に関する専門知識で事件を解決する、英ITVの人気ミステリー『テンペスト教授の犯罪分析ノート』。シーズン4の放送日も決まらない中、シーズン5への更新が決まった。ITVが発表している。
シリーズ屈指のクライマックス！？
ケンブリッジ大学法科学犯罪学部のジャスパー・テンペスト教授は、常にゴム手袋をつけている上に、アルコール消毒は当たり前、一切の埃も許さない潔癖症で、人を寄せ付けない独特の雰囲気を持つが、犯人の心理を見抜く鋭い洞察力を持つ天才的な犯罪のスペシャリスト。そんな彼も実は幼い頃に受けたトラウマが原因で強迫神経症を患っていた。ある日、テンペスト教授は、元教え子であり、現在は現役刑事であるリサの強引な依頼を受けて、捜査協力をすることになり…。
ベルギーの人気ドラマを、舞台を英国ケンブリッジに移してリメイク。このイギリス版のほか、ドイツ版やフランス版も誕生している。『名探偵モンク』のエイドリアン・モンクを彷彿とさせる主人公テンペスト教授を演じるのは、英国ミステリー『ミステリー in パラダイス』で似たような主人公リチャード・プールに扮していたベン・ミラー。
シーズン5には主演のベンのほか、ダン・ウィンタース役のバーニー・ホワイト、マイア・ゴスワミ役のスネトラ・サーカー、テンペストの母親アデレイド役のフランシス・デ・ラ・トゥーア、精神科医ヘレナ・ゴールドバーグ役のジュリエット・スティーヴンソンが続投する。さらに新たなキャストとして、『名探偵ポワロ』でポワロの友人で推理作家のアリアドニ・オリヴァ夫人を演じたゾーイ・ワナメイカーが参加。アデレイドの妹でテンペストにとっては叔母に当たるゼルダ・ラドクリフに扮する。
シーズン5更新を受けて、ベンが次のように話している。「『テンペスト教授の犯罪分析ノート』シーズン5にもうすぐ取り組めることにワクワクしている。才能あふれるキャスト、スタッフとの仕事が楽しすぎて、重いウールのスーツを着ていても息苦しくないくらいだよ。今年後半にリリースされるシーズン4で教授が最も不可解な事件、ロマンスに取り組む姿を見てもらうのも待ちきれない。この作品が世界各国で温かく受け入れられたことから、こんなにも早くシーズン5を作ることが決まるなんて、心温まることだし驚きだよ」
ITVによれば、全6話のシーズン5でのテンペスト教授と捜査チームは、これまで以上に複雑な犯罪――恐ろしい事態に変わったボクシングの試合や、高級スパで何度も起きる不可解な死――に立ち向かうことになるという。キャラクターの多くが厳しい選択を迫られ、教授たちは過去にないほどの危険に直面することになるようだ。
製作総指揮のジョー・マクグラスも、「シーズン5はテンペスト教授にとって重要なシーズンになる。個人的にもプロとしてもね。そのシーズンフィナーレはシリーズ屈指のクライマックスを迎え、目が離せない展開となるだろう」と意味深な発言をしており、今から期待が高まる。
『テンペスト教授の犯罪分析ノート』シーズン4は英ITVにて2025年後半に放送。（海外ドラマNAVI）
Professor T will be back for series 5 following series 4 later this year 🔍
The hit detective drama starring Ben Miller as Professor Jasper Tempest is returning with its captivating ensemble of characters and gripping crime stories.#ITV #ITVX pic.twitter.com/LziMR5uTeW
— ITV (@ITV) February 19, 2025
参考元：英ITV
