『フレンズ』故マシュー・ペリーの悲劇を追うドキュメンタリー、予告編が解禁

米配信サービスのPeacockで今月25日より公開されるドキュメンタリー番組『Matthew Perry: A Hollywood Tragedy(原題)』の予告編が公開された。本作は、2023年10月に急逝した『フレンズ』のチャンドラーこと、マシュー・ペリーの死を巡る衝撃的な真相を追う。

最期の日々の詳細も明かされるドキュメンタリー

ロバート・パルンボ監督(『マーズ 火星移住計画』)が手掛けるこの特別番組は、世界中を驚かせたマシューの突然の死と、その裏に潜む複雑な事情を深く掘り下げる。マシューは回顧録『Friends, Lovers, and The Big Terrible Thing(原題)』で自身の薬物依存との闘いを赤裸々に語っており、死後に体内から検出されたケタミンが、彼の死因を巡る議論を呼んでいた。

しかし、事件は思わぬ展開を迎える。約1年後、マシューにケタミンを違法に提供したとして、彼の個人アシスタント、二人の医師、そして「ケタミンの女王」と呼ばれるハリウッドの麻薬ディーラーを含む5人が、共謀の罪で起訴されたのだ。本作では、無罪を主張する被告たちの裁判の行方を追いながら、事件の真相に迫る。

さらに、マシューの名声への道のりと、最期の日々の詳細も明かされる。米国検察は、彼のアシスタントがケタミンを違法に入手しようとしていたことを指摘しており、本作では関係者たちの証言を交えながら、その実態に迫る。マシューと関わりの深かったハリウッドの関係者や法執行機関の人物の証言も収録されており、特に『フレンズ』でチャンドラー母親役を演じたモーガン・フェアチャイルドや、連邦検事のマーティン・エストラーダが登場することが明らかになっている。

マシューの死の背後に何があったのか――。その真実に迫るドキュメンタリー『Matthew Perry: A Hollywood Tragedy』は、今月25日よりPeacockにて配信開始となる。日本での公開は未定。

『フレンズ』はU-NEXTHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:©Warner Bros. Entertainment-Inc.