『SEX AND THE CITY』に登場するキャリーのアパートの所有者が、観光客の迷惑行為の対策に乗り出したという。米Entertainment Weeklyが伝えている。
「顔を殴る」と脅す人も?私有地への不法侵入相次ぐ
『SEX AND THE CITY』と続編ドラマ『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』でサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーが住むアパートの外観に使われた物件のオーナーであるバーバラ・ローバー氏が、ニューヨーク市のランドマーク保存委員会に門の設置許可を申請。門のデザインといった設計詳細を建築家や市とともに調整するという条件のもと承認され、ファンが玄関に近づくことを防ぐための対策が講じられることになる。
1978年からローバー氏が住んでいるこの物件だが、1998年に米HBOで『SEX AND THE CITY』の放送が始まると瞬く間にファンにとってのホットスポットに。観光客の訪問が年々増えた結果、アパートの玄関へと続く階段に落書きをしたり、玄関に自分のイニシャルを記したり、階段を上って窓から建物内部を覗き込んだりといった迷惑行為が多発する事態になったという。
現在は階段にかけられた鎖だけが私有地への立ち入り禁止を示す唯一の手段だが、その鎖は日常的に乗り越えられていると近隣住民は証言する。「顔を殴るぞと脅されたこともあります……彼らはこの私有地を自分のものだと思い込んでおり、問題の深刻さが実際には十分に伝わっていないと感じます」と、注意しても聞く耳を持たないファンがいることから、鎖だけでは抑止力として十分な効果を発揮していないと述べた。
「私の家の正面は、『SEX AND THE CITY』でキャリー・ブラッドショーのアパートの外観として登場しました。私の責任です」と保存委員会宛ての手紙で述べたローバー氏。「私はNYU映画学校を卒業したばかりの若いロケーションスカウトに同情してしまいました。彼は“この家を確保できなければ、この業界での初めてのちゃんとした仕事を失うことになる”と言っていたんです。当時は、この番組がこれほど長続きするとは誰も予想していませんでした…ましてや、ニューヨークの魔法を象徴するアイコニックな作品や文化的な基準点になるとは思いもしませんでした」と後悔をにじませた。
『AND JUST LIKE THAT...』シーズン2終盤で、キャリーが長年住んだアパートからグラマシーパークに位置する3階建ての豪邸に移り住むことが明らかになっており、2025年リリース予定のシーズン3より新居での暮らしが本格的に描かれる予定だ。それでも、キャリーのルーツとも言えるローバー氏の邸宅を訪れるファンは今後も後を絶たないだろう。
『SEX AND THE CITY』全6シーズンと続編ドラマ『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
The owner of Carrie Bradshaw's 'Sex and the City' apartment on New York's Perry Street got approval to put up an iron gate to keep invasive tourists — some having carved their initials into the doorframe — off the stoop. https://t.co/LL7pkTFLvt
— Entertainment Weekly (@EW) January 14, 2025
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