『ザ・タワー』木下紗華、三上哲が声優の卵と生アフレコ!【イベントレポート】
撮影:宮田浩史

英国ミステリー『ザ・タワー ~刑事サラ・コリンズの捜査~』がCSホームドラマチャンネルにて2025年1月12日(日)より日本初放送される。これに先駆け、12月7日(土)に東京アニメーションカレッジ専門学校にて完成披露イベントが開催された。

『ザ・タワー』イベントレポート

イベントでは、まずドラマ本編の第1話を上映。その後、本作で声優を務めた木下紗華、三上哲によるトークショーが行われた。

まず、日本語吹替を担当した役柄について説明。木下は「サラ・コリンズはとても切れ者の女性です。そして、人の行動をよく見る観察眼も持ち合わせています。頭の回転が速いあまり、尋問シーンなどで人の心がないんじゃないかなと感じるときもありますが、熱意のある人物だと思います」と紹介した。

撮影:宮田浩史

三上は「キーラン・ショウは、第1話の時点ではまだ謎が多いですよね。本心もわからないし。いい人なのか、そうじゃないのか。俺がやる役っていい人があまりいないんですが(笑)ここからどういう風に展開するのか期待してください」と、一筋縄ではいかない役どころの様子。

続けて「兼ね役でもう一人演じています。気づきましたか? 気づかなかった人は放送の際に探してみてください」とのこと。ドラマ吹き替えでは、メインの声優が端役の声を務めることが少なくないが、本作も例外ではないようだ。

撮影:宮田浩史

演じるうえで気を付けていたことに関しては、木下が「サラはとにかくよどみなくしゃべるんです。アフレコでは精一杯頑張っていますが、頑張ってる感を出さないように。原語版のイメージを常に大事にしたいなと思って演じました」と、こだわりを明かした。

演じた役と自身を比べてどう感じたかという質問には「私はこうやって大勢の人の前で話すことがあまり得意ではないんです。緊張して、どう話せばいいかわからなくて…。サラさん降りてきて! って感じですね(笑)」とのこと。

三上は「本心を隠す役だったので、全体的に抑えるよう意識しました。秘密がありそうな役ですよね。いい人と思われたいと思っているところは(自分と)共通しているかな?」と、ネタバレを避けながら、会場の笑いを誘った。

撮影:宮田浩史

次に作品の印象の話題に。木下は「アメリカのドラマは銃撃戦やカーチェイスなど、派手な演出がある作品が多いですが、本作は人間をしっかり描写していて、そこは英国ならではですよね。会話劇がメインで、そこを大事に描いた作品かなと思います。見どころはサラとキーランの皮肉バトルですかね。もちろん事件の真相もポイントではありますが、キャラクター同士の会話を特に楽しんでいただきたいです」と話した。

三上は「本作の原作は、実際にロンドン警視庁の殺人課で刑事をしていた人が手掛けていることもあって、とにかくリアルです。ザ・悪人が出てくるわけではなく、人間の心の中に潜んでいる闇を描いているというか。とにかく脚本がよくできているなという印象を受けました。物語が二転三転して、騙された! って思うことも。出来事一つひとつを見逃さずに楽しんでいただければ」と、ストーリーの魅力を語った。

撮影:宮田浩史

イベントの中盤では、本作の冒頭分の生アフレコを開催! 二人とも、実写作品の生アフレコはなかなか経験がないとのことで、非常に貴重な機会となった。二人に加え、本作に参加した専門学校の学生4人も登場。一回目は通常の配役通り、二回目は配役をシャッフルしてのアフレコを披露。本職のすごさを体感した来場者から盛大な拍手が贈られた。

撮影:宮田浩史

そのあとには、本作で使用した第1話の台本にサインを入れたものを抽選でプレゼント! じゃんけんを行い、木下賞・三上賞として計2名に豪華なプレゼントを進呈した。

撮影:宮田浩史

最後、本イベントについて振り返り、木下が「海外ドラマのイベントは経験がないぐらい貴重なことなので、今回このような場を設けてくださり私たち自身も嬉しいです。もっと海外ドラマの楽しさ・良さを知っていただきたいので、こういう機会がまたあるといいなって思います」とコメント。三上も「『ザ・タワー』のシーズン2でまたやりたいですね」と希望を語った。

『ザ・タワー ~刑事サラ・コリンズの捜査~』は2025年1月にホームドラマチャンネルにて日本語吹替版を一挙放送。同年2月には日本語字幕版が日本初放送となるとともに、日本語吹替版を再放送する。

(海外ドラマNAVI)

『ザ・タワー ~刑事サラ・コリンズの捜査~』(日本語吹替版)

CSホームドラマチャンネルにて1月12日(日)放送スタート!毎週(日)19:30~
※2月は日本語字幕版を放送!

出演:ジェマ・ウィーラン、ジミー・アキンボラ、タヒラ・シャリフ、エメット・J・スキャンラン
声の出演:木下紗華、田島章寛、宮白桃子、三上哲

世界70エリア以上で放送され大ヒットした英国ミステリー!
実際にロンドン警視庁の殺人課で8年間刑事を務めていた作家ケイト・ロンドンのデビュー小説の映像化。すでにシーズン3の制作も決定した話題作!

ベテラン警官と10代の少女が、ロンドンの高層ビルの屋上から転落して死亡した。屋上には新人警察官のリジー・アダマと5歳の少年が残っていたが、数時間後、リジーは姿を消す。DSI(特別捜査局)のサラ・コリンズは、事件の真相を探るべく捜査を進めるうち、複雑で多様性にあふれた都市警察の闇を目にすることになる。

【あらすじ】
ロンドン市内の高層ビル“ポートランドタワー”で重大事件が発生。DSI(特別捜査局)のサラ・コリンズ巡査部長とスティーヴ・ブラッドショウ巡査が現場に到着すると、屋上から転落した警察官ハドリーとリビア移民の少女ファラの遺体があった。屋上にはリジー・アダマ巡査と5歳の男児ベン、通報したキーラン・ショウ警部補がいた。(全3話)

ドラマの詳細・予告編はこちら:https://www.homedrama-ch.com/series/17901