米CBSにて2010年に開始され、もうすぐ14シーズンの歴史に幕を下ろす犯罪ドラマ『ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~』。番組終了に伴いキャストが思い出の品を持ち帰るのはよく聞く話だが、ダニー・レーガン役のドニー・ウォールバーグは作品を象徴する小道具を持って帰ることにしたという。米Peopleなど複数のメディアが伝えた。
数々の家族ドラマを目撃してきたアイテムを有効活用
本国アメリカで現在放送中のシーズン14をもって終了する『ブルーブラッド』にシリーズ当初から出演してきたドニー。俳優業の傍ら、実の兄弟であるポール、マークとともにボストン発のバーガーチェーン「Wahlburgers」を共同経営していることでも知られる彼は、レーガン家の思い出の品を新しい形で引き継ごうとしているようだ。
すでに撮影が終了している同作の現場から持ち帰った小道具について、ドニーは「ダニーの衣装を2着もらった。青いスーツと礼服をね。それをマネキンに着せて、Wahlburgersに飾ってる」とコメント。さらにレーガン家のダイニングテーブルも手に入れたそう。「現場から何かを持って帰ろうなんて考えてなかったんだけど、ダイニングテーブルセットが倉庫に放置されていると知って考えが変わった」と経緯を明かした。
ドニーは手に入れたダイニングテーブルとイスのセットをファンも楽しめるよう、彼の自宅近くにあるイリノイ州セントチャールズ店をはじめとした「Wahlburgers」の複数の店舗に順次飾る計画を進めている。「ファンがテーブルに座って写真を撮れるように設置するつもりだよ。その後、ニューヨークのDEA(警察基金協会)の未亡人・子どものための基金の慈善活動として、このテーブルセットを出品したいと思ってる」
ファンにとってなじみ深いこのダイニングテーブルは、この長寿ドラマの300話近いエピソードに毎回登場し、家族団欒の場を彩ってきた。毎週日曜日には家族みんなで食事をともにするのがレーガン家のしきたりで、どんな事情があろうとも欠かさず家族が集まってきたためだ。
フランク・レーガン役のトム・セレックは、自身にとってシリーズ最後の撮影シーンはディナーの場面だったと発言。「最後のシーンは皮肉にも家族でのディナーだった。それは15年前に撮影したシリーズ最初のシーンでもあったよ」と米TV Insiderに語り、感慨深い瞬間だと明かしていた。
最終話の詳細には言及していないトムだが「泣いたり、たくさんのハグがあった」と撮影時の現場の雰囲気を振り返っている。さらにエリン・レーガン・ボイル役のブリジット・モイナハンは、米Entertainment Weeklyに「シーズン14の最後のエピソードでは家族一緒のディナーで素晴らしい新事実が明らかになる。そんな特別な家族ディナーで幕を閉じることがファンに響くと思う」とコメント。最後の最後まで一家が囲んでいた食卓が、フィナーレを盛り上げることになりそうだ。
『ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~』シリーズフィナーレは米CBSで12月13日(金)放送予定。シーズン1~13はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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