米CBSの大人気犯罪捜査ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』のシーズン9からシーズン12まで出演していたネッド・ドーニゲット役のマット・ジョーンズ。見習い捜査官から正式な捜査官へと成長したドーニゲットは悲しい最期を迎えてシリーズから退場した。それはマット本人の希望だったというが、彼自身はその決断を後悔しているという。
自ら『NCIS』降板を希望したマット・ジョーンズ
ドーニゲットはテロ組織の爆弾によって命を落としたが、当時この展開を提案したのはマット自身だった。
当時、マットは大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』(バッジャー役)や、アリソン・ジャネイとアンナ・ファリスが母娘を演じた『Mom(原題)』など、ほかの作品にも出演し、多忙を極めていた。
現在スピンオフシリーズ『NCIS: Tony & Ziva(原題)』を撮影しているトニー・ディノッゾ役のマイケル・ウェザリーとジヴァ・ダヴィード役のコート・デ・パブロがホストを務めるポッドキャスト「Off Duty: An NCIS Rewatch」に出演したマットは、当時の決断について回顧。
キャラの運命を決めた時のことを振り返ったマットによると、それはCBSのイベントの最中だったそう。エミリー・ウィッカーシャム(エレノア・ビショップ役)やブライアン・ディーツェン(ジミー・パーマー役)と一緒に楽しんでいた時に、ショーランナーのゲイリー・グラスバーグがきて「また出演してほしい」と言われた。マット自身も『NCIS』に戻りたい気持ちはあったようだが、当時ほかのシリーズにも出演していたため、スケジュール面でのむずかしさから「僕を殺そうか」と提案したのだという。
彼は続ける。「彼は“うそだろう、いいね、それでいこう”という感じだった。だから、僕のキャラクターが死ぬことは僕の考えだった。でも今思うと、“なんて馬鹿な提案をしたんだ”と思う」
マットは『Mom』が8シーズンで終了した後、『NCIS』がその後もヒットし続ける中で、自分があの場で下した決断を後悔したと明かした。
それでも、彼はシリーズへの復帰やスピンオフへの参加に意欲を見せており、今後の動向に注目したい。
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