『NCIS』の世界に3年ぶりに戻ってきたマーク・ハーモン、仲間への信頼を語る

米CBSの大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』で長年にわたりチームを率いてきたギブス役のマーク・ハーモンが、再び『NCIS』の世界に帰ってくる。

 

再び『NCIS』の世界に戻ってきたマーク・ハーモン

マークがギブス役を離れてから早3年。米CBSでは10月14日(月)より、ギブスの若き日の物語を描く『NCIS: Origins(原題)』がスタート。この前日譚はマークの息子ショーン・ハーモンがアイデアを考案し、共同ショーランナーのジーナ・ルチータ・モンレアルとデヴィッド・J・ノースと共に製作総指揮を務める。そして、この前日譚にマークがナレーターを務めるだけでなく、カメオ出演することも話題となった。

マークは製作総指揮としても『Origins』には深く関わっているが、米Varietyのインタビューでは『NCIS』で長年苦楽を共にし、今回の新作を手がけるモンレアルとノースへの信頼を口にした。

「彼らはあの番組で一緒に仕事をした中でも最高の人たちです。私は彼らがやってきたこと、一生懸命に取り組んできたこと、それを進めようとしてきた姿勢が大好きです。私の仕事はそれを守ることです」

前日譚は、ギブスの妻と子供が殺害された直後の1991年のキャンプ・ペンドルトン支局が舞台となる。オースティン・ストウェル(『ブリーズ ~息を止めないで~』)が若き日のギブスを演じるが、これはかつて『NCIS』でショーンが演じた役。

ショーンが若き日のギブスとしてカムバックしなかった理由について、マークは「彼は俳優であり、作家であり、プロデューサーであり、サーファーであり、さまざまなことをこなしています。人は人生で何をしたいのか、何を大切にするのか、決断しなければなりません。彼は自分で選び、決断したんだと思います」と説明。「彼は製作総指揮という仕事が好きなんです」と息子の選択に理解を示した。

『NCIS』を去る決断は簡単なものではなかったはずだが、それでも彼はシリーズとその背後にいるチームを信頼しており、フランチャイズに再び参加することにためらいはなかったという。『Origins』の現場ではキャストからのどんな質問にも応えられるよう臨んでいるといい、みんなに現場を楽しんでほしいと願っているという。

「変化はあるものです。それが人生でしょう? みんな一生懸命ですばらしい姿勢で、それは放送されたら査定されるでしょう。それでも、私たちにできるのはただ真剣に臨み、次のエピソードもレベルを維持して製作を続けることです」

『NCIS: Origins』は、米CBSにて毎週月曜日に放送中。『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~20は、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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