『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』あのキスについてキャストが語る

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』のスピンオフ『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン2では、ダリルと親友のキャロルがフランスで再会できるかどうかが物語の中心となるが、ファンの間では二人に関係のない、あるキスシーンに話題が集中しているようだ。演じるキャストが、そのシーンを分析している。(※これ以降は、シーズン2第2話「ムーラン・ルージュ」の展開に関する情報が含まれますのでご注意ください)

恋愛オンチのダリルにとっては「実験」?

ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン

シーズン2第2話「ムーラン・ルージュ」でのダリルは、シーズン1で距離を縮めつつあった修道女イザベルから「一緒にアメリカへ行く」と告げられ、二人がキスをする展開となる。

本家シリーズでのダリルは、シーズン10でリック・グライムスを探すために単独行動を取っていた時、山小屋で出会ったリア・ショウと恋に落ちたが、ほとんど恋愛に縁がなかった。よって、イザベルとのキスシーンは重い意味をなすように思えるが、米Entertainment Weeklyのインタビューでダリル役のノーマン・リーダスは、「これは実験だったと思う」と述べている。

以前にノーマンは、ダリルに恋愛のチャンスが巡ってきても、「どうやって口説いたりすればいいのか分からない」と語っていた。そんなノーマンとしては、そんな恋愛オンチのダリルは、イザベルとキス以上の行為へ進む意図はなく、どんなものなのかを知るために、カーテンを恐る恐る開けるようにキスをしたと思うと語り、こうコメントを続けている。

「自分の解釈を言うとしたら、今までに彼はキスをしたことがなくて、それが何を意味するのかが分かっていないということだ。ずっと彼は人生で走って戦い続けて、“これでいいのだろうか? 誰かを見つけて農場に腰を落ち着けて、死ぬ前に人生をともにすべきなのだろうか? それとも、戦い続けることが自分の進むべき道なのか?”と、自分自身に問いかけている。彼は(自分の人生という)全体像に疑問を抱いているんだよ」

ノーマンの分析によると、ダリルが自分の生き方に疑問を抱いていた時に、互いに理解し合えるイザベルが現れ、ダリルは恋愛という未踏の地へ足を踏み入れてみたということらしい。だがノーマンは、「ほかの番組だったら、すぐに月明かりの下でシャツを脱ぐ展開になっていたかもしれない」と言い、ダリルとイザベルは違うと示唆。容易に二人の関係が築かれたという印象を与えたくないと思っているようだ。

またノーマンによると、ダリルとイザベルは、本家シリーズに登場したリックとミショーン、グレンとマギーといったカップルとは違うのだという。それが何を意味するのか、ダリルにハッピーエンドが待っているのかどうかは、自分の目で確認するしかないだろう。

『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

Photo:『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』© 2024 Stalwart Productions LLC.