『ランサム~交渉人~』がシーズン3で打ち切りになった理由

危機管理と交渉のエキスパートチームが巧みな交渉術で数々の難事件を解決に導くさまを描いた米CBSのクライムサスペンスドラマ『ランサム~交渉人~』。2019年に残念ながらシーズン3をもって打ち切りとなっていたが、その理由は何だったのだろうか?

 

『ランサム~交渉人~』とは?

北米やヨーロッパを舞台にした本作を手掛けたのは『X-ファイル』や『高い城の男』などを手がけたフランク・スポトニッツ。実在する世界トップクラスの交渉人で、FBI出身のローラン・コンバルベールとマルワン・メリーの存在にスポトニッツが感銘を受けたことで製作された。

カナダのモントリオールにあるクライシス・レゾリューション社は、警察やFBIと協力し合い、犯罪の平和的解決を目指すエキスパート集団。リーダーのエリックは、武器を使わずに人命を救うことを最優先する敏腕交渉人。彼を支えるのは、プロファイラーのオリヴァーと、元警官のザラ。そこに、交渉人に憧れているというマキシンが半ば強引に加入する。4人となったチームで世界各地のさまざまな犯罪を解決に導いていくが――。

『ランサム~交渉人~』が打ち切られた理由

米CBS、仏TF1、独RTL、そして加Globalの4か国4局による共同製作で、北米だけでなくヨーロッパも舞台に話題だったが、米CBSは低い評価と視聴率を理由にシーズン3にて売り切りを決定。

シーズン3では、18~49歳の主要な視聴者層で平均視聴率0.26を記録し、1エピソードあたりは約230万人の視聴者数だった。

この打ち切りを受け、の公式X(旧Twitter)ではファンへの感謝を投稿。

「私たちはこの3シーズンを皆さんと共有できて幸せでした。残念ながら、チームに別れを告げなければなりません。私たちは、言葉で問題を解決する強くて賢いキャラクターの物語を語ることが大好きでした。ご視聴ありがとうございました」

『ランサム~交渉人~』全3シーズンは2024年10月18日(金)よりU-NEXTで配信スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ランサム~交渉人~』(C)2016 Ransom Television Productions Inc., Wildcats Productions and TF1. All rights reserved.