2024年も残り3カ月ほどになるが、今年もNetflixではさまざまな作品をシーズン1のみで打ち切ってきた。その中で最も人気のあった作品はどれだったのだろうか?
2024年に打ち切られたシリーズで最も視聴されていたのは…
米Deadlineによると、2024年にNetflixが打ち切ったシリーズの中で最も視聴されていたのは『絶体絶命スクワッド』だったという。
『絶体絶命スクワッド』は人気シリーズ『コブラ会』製作陣によるハイパーアクションコメディ。
キャストに名を連ねるのは『レジェンド・オブ・トゥモロー』のニック・ザーノ、『ティーン・ウルフ』のシェリー・ヘニッグ、『SCORPION/スコーピオン』のテレンス・テレル、『ウォーキング・デッド』のパオラ・ラサロ、『サウスランド』のC・トーマス・ハウエルら。
ラスベガスことシンシティを舞台に、特殊部隊のエリートたちの活躍を描く。任務を終えた特殊部隊のメンバーが打ち上げパーティーで盛大にハメを外すも、そこに酔いも醒めるような知らせが入るところから物語は展開。彼らは真の脅威からラスベガスを守ることができるのか-。
数字で見ると、2024年上半期での視聴回数は約1330万回、総合ランキング(Netflix内)では83位。2023年11月30日の配信開始から2023年末時点では、視聴回数は約2700万回で、総合ランキングは25位にランクインしていた。
『絶体絶命スクワッド』の評価
キャンセルされた番組の中で、視聴数第2位は『デッドボーイ探偵社』。ニール・ゲイマン(『グッド・オーメンズ』共同原作)のコミックが原作で、ファンタジードラマ『サンドマン』のスピンオフ。2024年4月に配信がスタートし、好意的な意見が多かったものの、8月末に打ち切りが発表された。
一方、『絶体絶命スクワッド』は今年の2月初め、配信開始から3ヶ月も経たずして打ち切りが決定した。しかし、前述の通りキャンセルされたシリーズの中では最も視聴されており、アメリカの大手批評サイト「ロッテン・トマト」のポップコーンメーター(視聴者評価)でも74パーセントというまずまずのスコアを得ていたことを踏まえると、早々の打ち切り決定は残念に思われる。
『絶体絶命スクワッド』の打ち切りが残念な理由
『絶体絶命スクワッド』の今後に期待したかった最大の理由は、本作のクリエイターのジョシュ・ヒールド、ジョン・ハーウィッツ、ヘイデン・シュロスバーグら3人が『コブラ会』での6シーズンを通して、テレビでの大きな可能性を示していたから。
さらに、クリエイターたちは今後のシーズンでチームが行く「次なるパーティーシティ」のためのアイデアを持っていると明かしていたこともあり、その展望を知ることができなかったことは残念でならない。
『絶体絶命スクワッド』はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『絶体絶命スクワッド』