西島秀俊が『サニー』のテーマ、共演者とのケミストリーを語る

近未来の京都を舞台に描くApple TV+のミステリードラマ『サニー』に出演する西島秀俊が、共演者とのケミストリーなどについて語っている。

妻役ラシダ・ジョーンズとは初対面の時から笑い合う

『サニー』の主人公は、京都に暮らすアメリカ人のスージー。ある日、スージーの日本人の夫マサと息子が不可解な飛行機事故で消息不明となり、彼女は夫が勤める電子機器会社が製造した新型の家庭用ロボット、サニーと暮らすことになるが…。

米Varietyのインタビューで、マサを演じる西島が、スージー役のラシダ・ジョーンズについて、自然体かつ自発的なラシダは何か予期せぬことが起こってもそれを受け入れるタイプで、そういった点が自分に似ていると語っている。「最初の台本読み合わせはZoomで行ったのですが、その時からお互いに笑い合っていました。すごく相性が良くて本当に楽しかったですね。彼女には、実際に会う前から感じていたような知性とユーモアのセンス、寛大さがあります。そして、ロサンゼルスで彼女に実際に会ったら想像した通りだったので、本当に彼女と一緒に仕事をしたいと思いました」と回答。二人のケミストリーは抜群だったようだ。

サニー

以前に西島は、『サニー』が現代におけるAIとテクノロジーの進化という問題を扱っている点に興味を持ち、出演を決める一因になったと述べていた。この度再び西島は人間とロボットの関係について、心を閉ざしていたマサがサニーのおかげで感情を解き放つことができた展開を振り返り、「だから、彼はロボットが人間を助けることができるかもしれないと考えたのです」と述べた。

さらに、「マサは、最終的にテクノロジーが人間同士のコミュニケーションを助けるべきだと信じていて、それが彼の理想でした。また、このシリーズは、テクノロジーが実現できることに対する、この世界の希望を本当に示していると思うし、私もその希望を持ちたいと思っています」と続けている。

サニー

また西島は、クリエイターのケイティ・ロビンズと監督のルーシー・シャーニアクが、日本の文化に深い敬意を抱き、日本の音楽や映画を研究していたとも明かしている。「『サニー』は部外者、特にアメリカ人であるスージーの視点から語られているため、日本について少し誇張されている部分もあるかもしれませんが、彼らは決して日本を嘲笑することもしなかったし、からかうつもりもありませんでした。彼らはしっかり敬意を抱いていたし、そう感じました。それが彼らと仕事をしたいと思った、もう一つの理由です」

西島にとってハリウッドデビュー作となる『サニー』は、
Apple TV+にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

Photo:『サニー』©Apple TV+