米HBOにて2011年から2019年にかけて8シーズンにわたって放送され、世界中で大ヒットしたファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。物議を醸したそのフィナーレについて、ジョン・スノウ役のキット・ハリントンがコメントした。
選択が吉と出ず?
ジョージ・R・R・マーティンの小説シリーズをもとに、魅力的なキャラクターと複雑に絡み合うストーリー、予測不可能で時に残虐な描写で人気を博した『ゲーム・オブ・スローンズ』。しかし、シリーズ終盤は慌ただしく進んだ感が強く(シーズン1~6は全10話ずつだが、シーズン7は全7話、シーズン8は全6話)、そのために重要なキャラクターが殺されたり命を落とした場合も唐突という印象を与えがちに。また、フィナーレも万人を満足させるようなものではなかったため、意見が割れる結果となった。
キットは男性ファッション雑誌GQのイギリス版のインタビューの中で、全8シーズンを通して主要キャストとして出演していた同作の締めくくりに言及。「あの最終シーズンに欠点があるとすれば、僕たちが全員すっかり疲れ果てていたってことだね。あまりにも疲れていて、あれ以上続けることはできなかった。だから、終盤の展開が早すぎると言う人がいるのは分かるけど、それ以外どうしようもなかったんだ。ファイナルシーズンで自分が写っている写真を見ると、どれだけ疲れていたかは明らか。消耗しきっていて、もう1シーズン続けることは無理だっただろう」
キットが演じたジョン・スノウは、特に肉体的にも精神的にもキツいシーンが多かったため、およそ10年にわたって走り続けてきた彼が疲弊していたのも無理はないだろう。
続けてキットは、意見が特に分かれたフィナーレに言及。「誰でも自分の意見を言う権利がある」と断った上で、「僕が考えるに、終わりに向けてストーリー的にいくつかの間違いがあった。興味深いものの残念な結果に終わった選択がいくつもあったと思う」と述べている。
『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズン、スピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』© 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.