『ビバヒル』ブレンダ役シャナン・ドハティ死去

1990年代に大ヒットした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)のブレンダ・ウォルシュ役で知られるシャナン・ドハティが53歳でこの世を去った。米Varietyが報じている。

およそ10年、ガンと闘い続けた末に…

シャナンの広報が「残念ながらシャナン・ドハティが亡くなったことをお伝えします。彼女はガンと長年闘ってきましたが、7月13日に敗れました」と声明で述べている。シャナンは愛する人たちや愛犬のボウイに見守られながら旅立ったという。

シャナンは2015年に乳ガンと診断された後、手術や抗ガン剤・放射線治療を続けて一時は小康状態となったものの2019年に再発し、ステージ4であることを公表。2023年1月、脳にガンが転移していることが分かり、放射線治療を受けていた。

1971年生まれのシャナンは子役出身で、『大草原の小さな家』や『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』といったドラマに10代初めの頃に参加。1989年の映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』でウィノナ・ライダーやクリスチャン・スレイターと共演、その翌年に始まった『ビバヒル』のブレンダ役で世界的な知名度を得た。私生活のゴタゴタもあって同作をシーズン4で去ることになったが、2008年にスタートした『新ビバリーヒルズ青春白書』で数話にわたってブレンダを再演。『ビバヒル』のアーロン・スペリングが製作総指揮を手掛けた『チャームド~魔女3姉妹』でもメインキャストのプルー・ハリウェルに扮した。また、2019年には『ビバリーヒルズ再会白書』で『ビバヒル』時代の共演者たちと再会を果たし、パロディ化した自身を演じていた。

最近も病気と闘いながら、メル・ギブソン主演の映画『ホット・シート』やジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の映画『Darkness of Man(原題)』に出演したり、ポッドキャスト番組で過去の出演作にまつわる思い出などを語ったりしていた。

若くしてこの世を去ることになってしまったシャナンの冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety