J・K・ローリングの世界的ベストセラー小説を映画化した『ハリー・ポッター』シリーズ全8作でネビル・ロングボトム役を演じたマシュー・ルイスが、米Max製作のドラマ版シリーズに出演する可能性に言及した。
大人になったネビルなら…
2023年4月に発表されたドラマ版は、「原作に忠実に」をモットーに、1シーズンかけて小説一冊分の物語を映像化していくことが明らかになっている。現時点でキャストは発表されていないが、マシューはカムバックに興味があるのだろうか?
米Peopleのインタビューで、その気になる質問にマシューは、「あの世界に急いで戻るつもりはありません」と回答した。
「そもそも、この仕事を始めたのは集中力が短いからで、僕は何かを長く続けることがメチャクチャ苦手なんです。これまでに数多くの趣味や情熱を持ったものがあったけど、今も続けているものは一つもありません。僕は何かに夢中になっても、すぐに忘れちゃうんです」と説明した。
10年間にわたり、『ハリー・ポッター』シリーズでネビル役を演じ、『ブルーストーン42 爆発物処理班』に3シーズンにわたって出演したマシューが、“何かを長く続けることが苦手”だとは思えないが、とにかく今の時点では、ドラマ版に復帰する強い願望はないと見える。
だがマシューは、ドラマ版でショーランナーがどんなことをするのか興味はあると認め、もし明日、誰かが電話をかけてきて参加を依頼されたら、難しい決断になるだろうとも続けている。
「特に気にかけているわけでもないし、出演したいとも思わないけど、かといって鼻であしらったりはしませんよ。全く違う雰囲気で、大人になったネビルなら興味津々です。それなら面白いかもしれないし、間違いなく検討するでしょう」と答えた。
またマシューは、俳優の仕事を好きな理由について、「これまでに看護師や警察官、兵士、魔法使いなど様々な役を演じたけど、何が起こるか分からないし、そこが好きなんです」と、常に変化しているため、一つのことに固執する必要がないことが魅力だと語った。
なお、ハリー役で主演したダニエル・ラドクリフも、カメオ出演の可能性を完全否定しており、オリジナルキャストの復帰はあまり期待できそうにない。だが、原作者のローリングが製作総指揮で参加し、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを手がけたニール・ブレア、『私立探偵ストライク』のルース・ケンリー=レッツらが製作陣に名を連ねている。
(海外ドラマNAVI)
Photo:JHMH/FAMOUS