ドラマ版『ブレードランナー』春に撮影スタート!監督降板で『SHOGUN 将軍』スタッフが後任に

鬼才リドリー・スコット監督によるSF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編となるドラマシリーズ『Blade Runner 2099(原題)』の撮影が、今春に開始されること、そして監督が交代になったことが明らかになった。

『ブレードランナー』続編まもなく始動!

フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化した1982年公開の『ブレードランナー』は、植民惑星から脱走した4体の人造人間=レプリカントの捕獲を依頼された"ブレードランナー"ことリック・デッカードの追跡劇が描かれた。

2017年公開の続編映画『ブレードランナー 2049』はオリジナル版の30年後が舞台となり、捜査官“K”を主人公に衝撃的な物語が展開。その50年後を描くドラマ版の詳細は伏せられている。

第一報を報じたDeadlineによると、『Blade Runner 2099』の撮影は4月にチェコ共和国のプラハで撮影開始の予定だという。もともと本シリーズは、2023年夏に北アイルランドのベルファストで撮影開始するはずだったが、全米脚本家組合と全米映画俳優組合のストライキにより製作が延期に。そのスケジュールの変更に伴い、ロケ地がベルファストからプラハへ移ったとのこと。

監督が交代

また、昨年3月にエピソード監督として参加が報じられた『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェレミー・ポデスワが、スケジュールの都合により降板。その後任として、『アップロード ~デジタルなあの世へようこそ』や『チェンジリング ニューヨークの寓話』、そして真田広之主演で戦国の日本を描いた話題の新作『SHOGUN 将軍』でもメガホンを取ったジョナサン・ヴァン・タルケンが就任し、第1・2話で監督を務めることになった。

脚本・製作総指揮・ショーランナーを担うのは、Apple TV+のサスペンスドラマ『シャイニング・ガール』で指揮を執った新鋭シルカ・ルイザ。製作総指揮には『ブレードランナー』のリドリー・スコット監督、『ブレードランナー 2049』で脚本を務めたマイケル・グリーン、プロデューサーのシンシア・ヨーキン&ブロデリック・ジョンソン、『エクスパンス -巨獣めざめる-』のベン・ロバーツ、『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』のデヴィッド・W・ザッカー、『パセージ』のクレイトン・クルーガーらが名を連ねる。現時点でキャストは未定。

『Blade Runner 2099』は、4月にプラハにて撮影開始予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:Ryan Gosling and Harrison Ford star in Alcon Entertainmentユs sci fi thriller BLADE RUNNER 2049 in association with Columbia Pictures, domestic distribution by Warner Bros. Pictures and international distribution by Sony Pictures Releasing International.