20世紀前半のイギリス・バーミンガムを舞台にしたキリアン・マーフィ主演のギャングドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』。英BBCにて2013年から2022年まで6シーズンにわたって放送された同作は、本家のその後を描く映画版の話が持ち上がっていたが、配信権を持つNetflixのもとでスピンオフ企画が複数進行しており、あるキャラクターの前日譚も予定されていることが新たに分かった。英Radio Timesが伝えている。
舞台はアメリカに?トミーの身内が主役に?
進行中である複数のスピンオフ企画の一つは、本家のラストから20年が経った20世紀半ばのアメリカ・ボストンを舞台にした作品。もう一つは、主人公トミー・シェルビーの叔母ポリー(本家で演じたのは、今は亡きヘレン・マックロリー)の若き頃を描く作品だという。
Netflixはこの件についてコメントしておらず、正式な発表はないもののNetflixがフランチャイズ展開を強化しているのは間違いなさそうだ。同プラットフォームは、『ピーキー・ブラインダーズ』のほかにも、『ウェンズデー』の成功を受けてほかのアダムスファミリーの物語を描くシリーズを探していると報じられている。さらにクリス・ヘムズワース主演で2020年・2023年に2本制作されているアクション映画『タイラー・レイク -命の奪還-』シリーズも今後その世界観を広げる可能性が検討されているようだ。
『ピーキー・ブラインダーズ』クリエイターのスティーヴン・ナイトは現在、続編映画の脚本に全力で取り組んでおり、撮影開始は2024年中頃を目指しているとのこと。ナイトは「今はちょうど最後の部分に取り組んでいる。キーボードの前に座って始めたところだよ。夢を見ているような気分だ。座っていたらいろんなことが思い浮かんで、そして書いたものを読み返して思うんだ。“かなり良いじゃん。でもこれってどうやって思いついたんだっけ?”って」と述べている。
本家で主役のトミーを演じたキリアンは、今年初めに「もし伝えるべきストーリーがまだあるのなら、映画をやることに大賛成だね。もう少し待って様子を見たいと思うけど、今のところ僕から伝えられることは何もないよ」と述べていた。
それぞれのスピンオフ企画は初期段階で詳細は明かされていないが、続報を楽しみに待ちたい。
『ピーキー・ブラインダーズ』全6シーズンはNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:英Radio Times
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Photo:『ピーキー・ブラインダーズ』全6シーズンはNetflixで独占配信中