『CSI：マイアミ』『24』エヴァン・エリングソンが35歳で死去

『CSI：マイアミ』『24 -TWENTY FOUR-』といった大ヒットドラマにも出演していた元子役のエヴァン・エリングソンが亡くなった。35歳だった。米CNNなど複数のメディアが伝えている。

『CSI：マイアミ』デヴィッド・カルーソー演じるホレイショがモデルにした人物

2002年から2012年まで放送された人気犯罪捜査ドラマ『CSI：マイアミ』『CSI：マイアミ』のオリジナルキャストで、10シーズンにわたりデヴィッド・カルーソーが演じたホレイショ・ケイン。このキャラクターはある人物からインスピレーションを得ていたという。米Showbiz Cheat Sheetが伝...

ホレイショの息子、ジャックの甥を演じ…

カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡の保安官事務所によれば、エヴァンは11月5日（日）の正午前、フォンタナにある自宅のベッドルームで死んでいるのが発見されたという。今のところ死因は明らかになっておらず、捜査が行われているものの、犯罪行為が関わっているとは考えられていないようだ。

1988年生まれのエヴァンは2001年から子役として活動開始。シーズン6で初登場した『CSI：マイアミ』では、主人公ホレイショの息子であるカイル・ハーモンを20話近くにわたって演じた。さらには、『24』のシーズン6でジャック・バウアーの甥ジョシュに扮したり、2009年の映画『私の中のあなた』にて息子役でキャメロン・ディアスと共演したりと、期待の若手の一人だった。そのほかにもクリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』や人気ドラマ『BONES』などおよそ20本の映画・ドラマに出演したものの、米CBSで2010年に放送された『CSI：マイアミ』シーズン8を最後に、ここ10年以上にわたって俳優としては活動していなかった。

2009年にエヴァンはインタビューで自身の子ども時代を振り返り、「僕の子ども時代はクールだったと言えるだろうね。自分が大好きなことをやるのに忙しかった。幼い頃から演技に対して情熱を抱いていたから、（子役として過ごしたことに対する）後悔は何もないよ」と述べていた。

彼の父親は訃報の第一報を伝えた米TMZに対し、エヴァンは過去にドラッグの依存症に苦しんでいたものの、最近は調子が良かったと話している。エヴァンは兄をヘロインの過剰摂取で亡くしており、それをきっかけに自分も19歳の時にドラッグに深入りしてしまったと2021年に話していた。

ドラマや映画で印象的な息子、甥を演じていたエヴァンの冥福を祈りたい。

『CSI：マイアミ』全10シーズン、『24 -TWENTY FOUR-』全8シーズンはHuluにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米CNN、米TMZ