英SF長寿ドラマ『ドクター・フー』シーズン13にショーランナーとして復帰したラッセル・T・デイヴィースが、4シーズンにわたって続投するとほのめかしている。英Radio Timesが伝えた。
今後やりたいことを語った際に…
イギリスで超売れっ子クリエイターであるデイヴィースは、『ドクター・フー』シーズン1~4にわたってショーランナーを務めた後に一度は降板したものの、シーズン13で同職にカムバックを果たした。その手腕を買われて製作に引っ張りだこのデイヴィースは、近年『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』や『2034 今そこにある未来』、『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』なども手がけており多忙を極めている。
そんな、『ドクター・フー』と引っついたり離れたりを繰り返しているデイヴィースは、将来的にどれぐらいの期間にわたって、この長寿シリーズに参加し続けるつもりなのだろうか?
英BBC Radio 2で放送された『ドクター・フー』の60周年記念コンサートに出演したデイヴィースが、番組の作曲家であるマーレイ・ゴールドに、「俳優たちが台詞を喋りまくるのは重要ではないよね。今夜のバンドを聴いて素晴らしかったのは、常にフルボリュームの大音量で(音楽を流して)、台詞をなくしてしまえばいいのにと思ったことだ。ある年、そうだね……シーズン4で、台詞なしで音楽だけのエピソードを書こうかな」と語った。
その言葉を耳にした相手から「シーズン4?」と聞き返されると、デイヴィースは「前もって計画しているんだ。シーズン3にはその余地がないから」と回答。デイヴィースが復帰したシーズン13をシーズン1と見立てているなら、シーズン16まで続投するつもりがあると示唆していることになる。
以前にもデイヴィースはポッドキャスト番組『Table Manners(原題)』に出演した際、『ドクター・フー』への参加について、「実際には何年も費やさなければならないと思う」とコメント。また、「近いうちにほかの新しいプロジェクトを進めるつもりですか?」との質問に対し、「しばらくは無理だね。申し訳ないが、この若者たちのために時間を割く時だ」と返答した。“この若者たち”とは、15代目ドクターに起用されたンクーティ・ガトワと新コンパニオン、ルビー・サンデーを演じるミリー・ギブソンなどの若手キャストのことだと思われる。
一連のデイヴィースの発言から察するところ、もうしばらくは『ドクター・フー』に関わる気があると考えておいて良さそうだ。
『ドクター・フー』の放送60周年記念特別番組は、英BBCにて11月に放送予定。『ドクター・フー』シーズン1~13はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:英Radio Times
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Photo:『ドクター・フー』©2014 BBC