Amazon『グッド・オーメンズ』天使役のマイケル・シーン、撮影現場では“悪魔”を担当!?

『グッド・オーメンズ』で共演するデヴィッド・テナントとマイケル・シーンはプライベートでも非常に仲が良い。そんな良き相棒である二人は、撮影現場でも絶妙なチームワークで問題を解決していたようだ。

『グッド・オーメンズ』撮影現場でもチームワークは抜群!

『グッド・オーメンズ』は、何千年も前からの腐れ縁である天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーが、力を合わせて世界を破滅から救おうとする人気シリーズ。

米CBRによると、MCMロンドン・コミコンのパネルに登壇したマイケルが、『グッド・オーメンズ』の撮影でデヴィッドと共通の不満を抱えていた場合、撮影セットで二人がどのように振舞うかを説明した。

「(デヴィッドは)僕に頼るんです。問題があって、僕たちが何かについて不満を感じていたら──、僕が不機嫌な方だと思われているから、彼が“おおっとゴメンよ。この件でマイケルが問題を感じていてね。僕じゃない、僕は大丈夫だ”と言うんです。僕は言いたいことを言う攻撃犬(Attack dog)だからね。デヴィットは本当に出来過ぎなぐらい、いつも誰に対してもナイスなんだよ」と語った。

マイケルの話では、デヴィッドよりも彼の方が周囲から気難しいと思われている模様で、現場でマイケルが不機嫌な振りをし、その状況をデヴィッドが説明することで、二人が不満に思っていることをスタッフに伝えて解決しているようだ。

マイケルが“攻撃犬”に徹し、デヴィッドが調停役を務めることで、角を立てることなく問題を解決するというわけだ。そんなところでも絶妙なチームワークを見せる二人の相性は、本物だと言えるだろう。

なお、以前に共同原作者であるニール・ゲイマンは当初、悪魔クロウリー役にマイケルを起用しようと考えていたが、まるで天使のように優しいマイケルにスイートな部分を発揮してもらいたいと思い、計画を変更。天使アジラフェル役にマイケルをキャスティングしたと裏話を披露していたが、撮影セットの交渉の場ではマイケルが影の“悪魔=攻撃犬”となり、デヴィッドが天使役を担当していたようだ。

デヴィッドとマイケルは『グッド・オーメンズ』だけでなく、『ステージド 俺たちの舞台』でも3シーズンにわたって主演・製作総指揮でタッグを組み、公私ともに仲睦まじい活躍を続けている。

『グッド・オーメンズ』シーズン1~2はAmazon Prime Videoにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:©2023 Prime