Netflixの人気SFミステリーアドベンチャードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でプロデューサーを務め、8話にわたってメガホンも取ったショーン・レヴィが、シーズン5に監督として復帰する。そして、ファイナルシーズンとなる同シーズンが「大作映画にも劣らない大作」になると語っている。
『ストレンジャー・シングス』シーズン5はスケールアップ!
ハリウッドで進行中のストライキのため、現在シーズン5の製作は中断となっているが、第48回トロント国際映画祭で米Colliderのインタビューに応えたレヴィが、新シーズンについて次のように語っている。
「あの番組のことを信じています。これまでにマット&ロス・ダファーと一緒にやってきたし、僕は毎年エピソードを監督しているんです。それは兄弟愛の一部であり、監督として、そして製作総指揮者として番組と繋がりを持つことはコミットメントでもあり、番組への愛でもあります。だから、少なくとも1話を監督するために、頑張ってスケジュールを空けるつもりです」
また、レヴィはシーズン5が大作映画に匹敵するような"メジャーで映画的なストーリーテリング"の要素があると語った。
「スケールと深みを拡大しない訳にはいかない。たまたまTVシリーズと呼ばれるようになっただけで、映画のような大掛かりなストーリーテリングになっている。シーズン5は、私たちが目にするどの大作映画にも劣らない大作です」と、単なるテレビシリーズの枠にとどまらないことを約束している。
毎シーズン2話を監督
以前のインタビューでレヴィは、シーズン1~4の第3・4話を監督したのは必要に迫られてのことだったと明かしている。もともと、クリエイターのダファー兄弟が全エピソードを監督する予定だったが、二人が第6~8話の脚本を完成させる時間が更に必要になったため、これまでに数多くの映画でメガホンを取ってきたプロデューサーのレヴィが、エピソード監督を務めることになったのだという。こうして、監督の任務をレヴィがこなしている間にダファー兄弟が脚本を無事に仕上げ、シーズン1は期待を上回る世界的な大ヒットとなった。
そこで、縁起を担いだダファー兄弟とレヴィは、毎シーズンの第3・4話でレヴィが監督を務めることを恒例にしたのだそうだ。だが現時点では、マーベル映画『デッドプール』シリーズ第3作の監督に就任して多忙を極めるレヴィが、シーズン5第3・4話で2話にわたってメガホンを取るかどうかは不明だ。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5は、2025年にNetflixにて配信予定。シーズン1~4は配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:©Netflix