ジョー・キーリー、終わりを迎える『ストレンジャー・シングス』について語る

もうすぐ幕を閉じる大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でスティーブ・ハリントンを演じているジョー・キーリーが、同作終了に対する思いを語った。米Hollywood Reporterが伝えている。

安堵感も悲しみも

現在ハリウッドで行われているストライキ前に行われた米Women's Wear Dailyとのインタビューで、ジョーは「そろそろかなという感じはしますが、終わるのは容易ではありません」と述べている。2016年にNetflixで配信が始まるやいなや大ヒットシリーズとなった『ストレンジャー・シングス』に当初からレギュラーとして出演してきたジョーは、「僕のキャリアは全部、『ストレンジャー・シングス』に出演したおかげで、その後に掴めたチャンスもすべてあの作品のおかげなんです。だからとても複雑な気持ちです。安堵感もあれば、悲しみもあります」と述べた。

マット&ロス・ダファー兄弟が手掛ける本作の最終シーズンは、前述のストライキにより制作が遅れている。しかし撮影が再開されれば、ジョーはそれが終わる最後の瞬間まで大切にしたいと望んでいる。

「僕の目標は、撮影している間にできる限り多くのことを吸収して、素晴らしい人たちと一緒に歩んできた最高の旅路を当たり前のことだと受け止めないこと。そして作品が完成したら、作っていた時の喜びを抱き続けながら前へ進みたいと思っています。何事にも始まりがあり、過程があり、終わりがある。だからこれにも終わりがあるのはいいことなんです」

『ストレンジャー・シングス』のキャストで、作品を卒業して新しいプロジェクトへと移る準備ができていると話したのはジョーだけではない。今年3月、エル/イレブン役で主演するミリー・ボビー・ブラウンは米Seventeen誌に、「イレブン役に別れを告げる準備はできている」と語り、「自分にとって重要なストーリーを自分で作り、より大きな出来事に集中するために」新たな章に興奮していると語った。そんなミリーは今年4月、人気ロックバンド、ボン・ジョヴィのフロントマン、ジョン・ボン・ジョヴィの息子ジェイクと婚約。結婚式の計画は順調に進んでいると伝えられている。

ジム・ホッパー役のデヴィッド・ハーバーは今年初め、「そろそろ巣を出て、ほかのことや別のプロジェクトに挑戦する時期だ。そしてダファー兄弟にも新しいことに挑戦させるんだ」と語っていた。さらに本作のエンディングに関しては、まだ結末まで脚本を読んでいないとしながらも「どこで終わりを迎えるかは分かるし、非常に感動的だ」と表現。

そして今年の3月、ダスティン・ヘンダーソン役のゲイテン・マタラッツォはトーク番組『The Tonight Show with Jimmy Fallon(原題)』で、『ストレンジャー・シングス』が終わることへの「深い恐怖」がある一方で、「このキャラクターたちが最後にもう一度どのように成長し、どのようにこの旅を終えるのかを見るのが楽しみ」だと述べている。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1~4はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Hollywood Reporter