実写版『ONE PIECE』、シーズン2更新の可能性は?

Netflixで8月31日(木)より配信されている実写版『ONE PIECE』。日本だけでなく米国でも配信直後の週末から同プラットフォーム内ランキングで1位をマークしている同作のシーズン2更新の可能性について、米Fandom Wireが報じている。

制作費は『ザ・クラウン』に匹敵

配信開始からまだ1週間も経っていないこともあり、現時点でNetflixからシーズン更新に関する発表はない。同作の制作費は一話あたりおよそ1800万ドル(約26億円)と言われる。ということは、シーズン2も同じ8話構成であれば単純計算で1億5000万ドル(約219億円)近くかかる見込み。これは、時代に合わせた豪華絢爛な衣装や小道具、ロケ費用などにかかる費用が莫大なことで知られるNetflixの英国王室ドラマ『ザ・クラウン』のシーズン5の制作費にも匹敵する。かなりの金額であることから、シーズン2が製作されるかどうかは、シーズン1の出来と成功に大きく左右されるだろう。

同作はアメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ブラジル、タイのX(旧Twitter)やRedditでトレンド入り。配信開始から数時間でのレビューサイト「Rotten Tomatoes」のスコアは94%をマークした。更新のカギを握るのは配信後最初の1週間の数字だろうが、滑り出しのランキングや口コミを見る限り、見通しは悪くないと言える。

シーズン1では、1000話を超えるアニメシリーズの物語のうち最初の61話分が実写化された。アニメでは主人公ルフィの仲間はトニートニー・チョッパー、ニコ・ロビン、フランキー、ブルック、ジンベエ、ネフェルタリ・ビビなどまで広がっており、実写版のシーズン2でこれらのキャラクターが登場する可能性もある。

日本の漫画やアニメの実写化はなかなか成功に結びつかないと言われており、2021年にNetflixが製作した実写版『カウボーイビバップ』や、2009年に米FOXが手掛けた映画版『ドラゴンボール』など、その多くがキャラクター描写やストーリーを変更したために失敗している。二の轍を踏まないよう、Netflixは『ONE PIECE』の実写化に7年間を費やし、原作者の尾田栄一郎と綿密に打ち合わせ、日本のコミックに造詣の深い監督たちを起用してきた。今のところシーズン更新が正式に決まったわけではないが、作品への高評価は“麦わらの一味”のさらなる冒険へと結びつくかもしれない。

Netflixオリジナルシリーズ『ONE PIECE』は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Fandom Wire

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ONE PIECE』独占配信中