『ONE PIECE』原作者・尾田栄一郎が明かす「アニメが実写版ドラマに値する」理由

尾田栄一郎による少年漫画・アニメシリーズ『ONE PIECE』の実写ドラマ化については、オリジナル版のファンから反対の声も上がっている。そんななか原作者が、「アニメシリーズに実写版ドラマが値する理由」を語っている。

Netflixが投稿した動画で尾田氏が、『ONE PIECE』が実写版に値する理由について語っている。「『ONE PIECE』を描き始めた26年前は、漫画が映像化できる時代ではありませんでした。ですが、ある時期からCGやVFXのクオリティが非常に上がり始めて、なんでも映像化できるようになりました。そういうものをたくさん目にしたので、信頼できるスタッフを見つければ、この作品を実写化できるのではないかと考えて、思い切って挑戦することにしました」と回答。撮影や特殊効果の技術が格段にアップしたことが実写版を後押しし、製作に値すると思ったと明かしている。

また尾田氏は、ルフィ役を演じるイニャキ・ゴドイのオーディションテープを見た時のことを、少年ジャンプのスタジオを訪れたイニャキ本人を目の前にして振り返った。「実写化にあたって一番心配だったのは、ルフィのような人物を見つけられるかという点。いろいろとオーディションテープをたくさん見て、君を見たときに何だか笑えてきてしまったんです。僕の描く漫画のような人だ。直感的に“これはルフィだ”と思いました」と語った。

続けて原作者に、「ルフィみたいに生まれてきてくれて本当にありがたい。イニャキ君のルフィがみんなを元気にすると思う」との言葉で絶賛されたイニャキは、感動で涙ぐんでいた。

尾田氏が太鼓判を押したイニャキが主演する実写版ドラマ『ONE PIECE』は、本日8月31日(木)よりNetflixで独占配信開始。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixシリーズ「ONE PIECE」2023年8月31日(木)世界独占配信 / (C)尾田栄一郎/集英社