2024年の米国大統領選に共和党から出馬しているフロリダ州知事のロン・デサンティス氏が、人気ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』の映像を無断で使用し、それに対して製作側が抗議の声明を発表した。
ブラピやレオ様の映像も無断で使われる?
デサンティス氏が公式Twitterに投稿し、現在はすでに削除されている問題の動画は、同じく共和党から出馬し、選挙戦で最大のライバルになると見られているドナルド・トランプ前米国大統領を批判する内容となっており、キャンペーン動画のあちこちに映画やドラマの映像が挿入されていた。
『ピーキー・ブラインダーズ』の映像は、動画開始から約40秒あたりでタバコを吸うトーマス・シェルビー(キリアン・マーフィ)の姿が一瞬映るだけだが、製作チームはデサンティス氏に映像の使用許可を与えていないとし、Twitterに以下のような声明を出して抗議。
「(クリエイターの)スティーヴン・ナイトとキリアン・マーフィ、カリン・マンダバック・プロダクション、タイガー・アスペクト・プロダクション、Banijay Rightsをはじめとする『ピーキー・ブラインダーズ』のパートナーを代表して述べますが、ロン・デサンティス陣営が投稿した動画に使用されているトミー・シェルビーのキャラクター映像は、公式ライセンスなしに入手されたものです。我々はこの動画の内容を支持も肯定もしておらず、このような形でのコンテンツ使用に強く抗議します」
米国大統領選のキャンペーンでは、たびたび候補者が無断で映像や曲を使用して大きな問題となっている。今回問題となったデサンティス氏のキャンペーン動画には、『ピーキー・ブラインダーズ』以外にも、映画『アメリカン・サイコ』のクリスチャ・ベイルや『トロイ』のブラッド・ピット、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオの映像も使われていた。これらの映像の使用について、デサンティス陣営が許可を取っていたのかどうかは不明だ。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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