尾田栄一郎による少年漫画・アニメシリーズをドラマ化した『ONE PIECE』。先日、Netflixのグローバルイベント「TUDUM」でティザー映像がお披露目。その映像を見る限り、特に主要キャラクターの一人であるナミの設定が大きく変更されているようだ。
『ONE PIECE』がNetflixで実写化
世は大海賊時代。偉大なる海賊、赤髪のシャンクスに憧れる少年モンキー・D・ルフィは、シャンクスと海での再会を約束する。それから数年後、成長したルフィは揺るがぬ夢を胸に、“麦わらの一味”と共に海賊王を目指し、大海原へ旅立つ──。
物語の中心人物は、モンキー・D・ルフィ(イニャキ・ゴドイ)、ロロノア・ゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン)、サンジ(タズ・スカイラー)の5人だ。
『ONE PIECE』のコミックは105巻発行され、アニメシリーズは1000話を超えるため、全8話の実写版シリーズでは、コミック・アニメ版で描かれた全ての物語や設定をカバーできないことは説明する必要はないだろう。とはいえ米Screen Rantは、この5人の中でも特にナミのキャラクター設定が、原作とは大きく異なる点を指摘している。
原作でナミは、海賊王を目指すルフィの航海に最初からは加わらず、「オレンジの町」編で初登場。ナミは、海賊に追われていたところをルフィに救われて麦わらの一味のメンバーとなるが、海賊アーロンを倒すという使命のために一時的に一味から離れる。
対する実写版の初ティザー映像では、ナミは最初から麦わらの一味として乗船しており、すでにアーロン役にマッキンリー・ベルチャー三世(『WE OWN THIS CITY -不正と汚職が支配する街-』)がキャスティングされていることから、ナミとアーロンの対決が描かれることが予想できる。よってコミックやアニメよりも、実写版ではナミのバックストーリーが早く明らかになるようだ。
なお、ナミ役を演じるエミリー・ラッド(『ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~』、『フィアー・ストリート』シリーズ)は子ども時代にアニメ版を観て育ち、日本のアニメカルチャーが大好きだと明かしていることから、その役作りにも注目したい。
待望となる実写版『ONE PIECE』は、Netflixにて8月31日(木)に独占配信開始。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixシリーズ「ONE PIECE」2023年8月31日(木)世界独占配信 / (C)尾田栄一郎/集英社