世界中を涙に染めた、残酷な悲劇と再生を描いたSTAR CHANNEL MOVIES『CLOSE/クロース』が7月14日(金)より全国公開。公開を記念して、本作の監督ルーカス・ドンの長編第一作にして第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人賞)を受賞した『Girl/ガール』や、 フランスの俊英セリーヌ・シアマ監督が主人公のひと夏の物語を描いた『トムボーイ』、ルカ・グァダニーノ監督がイタリアの米軍基地に暮らす少年少女の青春を描いたドラマ『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』(全8話)など、 思春期の少年少女たちの葛藤がヒリヒリと心に迫る青春映画/ドラマ特集が「BS10 スターチャンネル」にて放送決定!
心がヒリヒリする青春映画&ドラマ特集
『Girl/ガール』
放送:7月14日(金)21:00~
配信:7月16日(日)スターチャンネルEXにて配信開始
ベルギーの新鋭監督ルーカス・ドンの初長編作で、カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)ほか数々の映画賞に輝いた感動ドラマ。“バレリーナになろうと奮闘するトランスジェンダーの少女”の新聞記事に心を動かされた監督が、約9年の歳月を経て映画化。現役ダンサーとして活躍するビクトール・ポルスターが、映画初出演ながら主人公の繊細な表情や心の機微を見事に表現した。バレエシーンの圧倒的なパフォーマンスも必見。
『トムボーイ』
放送:7月13日(木)21:30~
『燃ゆる女の肖像』で世界を席巻したセリーヌ・シアマ監督が、子どもが持つ多様な感情や複雑な性規範、幼い頃特有の残酷さを繊細なタッチで描く。子どもたちによる自然な演技は、そこに生きている人々の日常をそのまま感じさせるようなリアリティを持っている。男の子としてふるまう女の子ロールを演じたゾエ・エランのジェンダーレスでイノセンスな魅力が光る。妹ジャンヌ役マロン・レヴァナのキュートな演技にも注目。
『少年の君』
放送:7月11日(火)20:30~
孤独な優等生の少女と、ストーリートで生きる不良少年。異なる世界に生きる二人が心を通わせていく姿を描く社会派青春ドラマ。第39回香港電影金像奨では作品賞を含む8部門を受賞し、第93回アカデミー賞では国際長編映画賞にノミネートされた。監督であるデレク・ツァンはエリック・ツァンの息子。“13億人の妹”と称された『サンザシの樹の下で』のチョウ・ドンユイは、撮影当時20代後半だったが高校生役に挑んでいる。
『17歳の瞳に映る世界』
放送:7月12日(水)21:00~
17歳の少女が、中絶手術を受けるためニューヨークへと向かう旅路を描く。未成年の少女が置かれている現実を、主人公の表情を克明に捉えることで浮き彫りにし、ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員大賞)を始め、数々の映画賞を受賞した。監督は『ブルックリンの片隅で』のエリザ・ヒットマンで、本作が長編3作目。主人公のオータムを見事に表現したのは今作で映画デビューとなった新星シドニー・フラニガン。
『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』(全8話)
放送:7月11日(火)18:00~
配信:スターチャンネルEXにて独占配信中
ルカ・グァダニーノ氏自ら監督、脚本、製作総指揮を務めた本作は、アイデンティティの探求やジェンダー、人間関係、家族などの身近なテーマを、イタリアの夢のような景色のなかで、胸を締め付けられるような痛烈さと共に描いた青春ドラマ。主人公を演じるのは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』や『シャザム!』など話題作での活躍が続くジャック・ディラン・グレイザー。美しい景色とともに俳優たちの瑞々しい演技が光る。
『CLOSE/クロース』作品情報
第75回カンヌ国際映画祭で「観客が最も泣いた映画」(BBC.com)と称されグランプリを受賞し、第95回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされるなど各国の映画賞で47受賞104ノミネートを果たした。色鮮やかな花畑や田園を舞台に、無垢な少年に起こる残酷な悲劇と再生を描いた物語は、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと世界各国で上映され、海外の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では94%フレッシュ(2022.5.31時点)と高い満足度を記録。「感情を揺さぶるあまりの強さに打ちのめされた」(Screen)、「涙なしでは見れない傑作」(Los Angeles Times)と多くの映画人や観客を魅了している。さらに、映画ファンから絶大な支持を得る気鋭の映画製作・配給スタジオ「A24」が北米配給権を獲得したことも話題に。世界中を涙に染めた珠玉の一作がついに日本でベールを脱ぐ。
『CLOSE/クロース』あらすじ
13歳のレオとレミは、24時間ともに過ごす大親友。中学校に入学した初日、親密すぎるあまりクラスメイトにからかわれたレオは、レミへの接し方に戸惑い、次第にそっけない態度をとってしまう。気まずい雰囲気のなか、二人は些細なことで大喧嘩に。そんなある日、心の距離を置いたままのレオに、レミとの突然の別れが訪れる。季節は移り変わるも、喪失感を抱え罪の意識に苛まれるレオは、自分だけが知る“真実”を誰にも言えずにいた…。
『CLOSE/クロース』キャスト
監督を務めるのは、前作『Girl/ガール』で第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったルーカス・ドン。長編2作目となる本作では、学校という社会の縮図に直面した10代前半に、自身が抱いた葛藤や不安な想いを綴る思春期への旅の始まりを瑞々しく繊細に描いた。主人公・レオと幼馴染のレミを演じるのは、本作で俳優デビューとなるエデン・ダンブリンとグスタフ・ドゥ・ワエル。子供でもなく大人でもない10代特有の揺れ動く心情を表現した二人には、世界中から賛辞が贈られている。
誰もが経験する「後悔」と「孤独」。その積み重ねが人を強くする。少年の記憶はいつかどこかで感じた“あの日の痛み”をよみがえらせる。これは大人になったあなたの軌跡を辿る物語。多くの観客にとって生涯忘れられない至極の感涙ドラマが誕生した。
≪放送≫【STAR1 字幕版】7月11日(火)~7月14日(金)18:00頃~4日連続放送
7月29日(土)~7月30日(日)8:00~ 2日連続放送(全4作品&1シリーズ)
≪配信≫スターチャンネルEXにて一部配信中・配信予定あり
(海外ドラマNAVI)