ついにシーズン6をもって幕を下ろした『ベター・コール・ソウル』。そのエンディングは違うものになっていたかもしれないとTV Lineが伝えている。(本記事はネタバレを含みますので、ご注意ください)
2015年に『ブレイキング・バッド』のスピンオフとして放送が始まり、本家に引けを取らない人気ぶりをみせた『ベター・コール・ソウル』。ボブ・オデンカーク演じるジミー・マッギルこと弁護士ソウル・グッドマンを主人公にした本作はファイナルシーズンのシーズン6が4月18日から1話ずつ解禁され、8月15日に最終話である第13話をもって惜しまれつつも幕を下ろした。
エンディングでは物語のはじまりであるシーズン1第1話をオマージュしたシーンで終わるが、もっとセリフのあるバージョンなど、違う終わり方も検討されていたとクリエイターのピーター・グールドは話す。それはジミーが刑務所に行く前に、レイ・シーホーン演じるキム・ウェクスラーとアルバカーキで会い、最後のシーンはジミーが刑務所に一人でいて、考え事をしているというもの。「それが気に入っていたけど、少し冷たいように思えた。最終的に二人が登場する終わり方の方がいいとみんなが感じたと思う」
更に用意されていた別バージョンのエンディングとは?
もう一つ、別のバージョンもあったという。そのアイデアでは「ジミーがこれから刑務所で自分の身に何が起きるのか大きな不安を抱いている。それは恐れに満ちていた」とまったく異なる雰囲気だったことを明かした。
さらにグールドは最後のシーン、“ソウルがキムに向かって撃つ真似をする”という内容に迷いがあったことも話した。二人で一緒に煙草を吸うシーンを最後にすることも考えたそうだが、「最終的に両方を見て、それが正しいと思えた。離れた位置にいる二人のエンディングの方が、一緒よりも誠実のように感じたんだ」と、検討を重ねて辿り着いた究極の終わり方であったことを明かした。
根強いファンが大きな期待と信頼をよせる結末をつくりあげるにあたり、大きなプレッシャーを感じていたというグールドは「私たちは番組の結末にとても満足している」と最終的には話しており、誇りをもって視聴者に送り出せるものに仕上がったと満足しているようだ。
『ベター・コール・ソウル』はNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ベター・コール・ソウル』©Joe Pugliese/AMC/Sony Pictures Television