『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の10年後を描く『オビ=ワン・ケノービ』。本作の監督を務めるデボラ・チョウ(『マンダロリアン』)はシリーズにおいても人気の高いオビ=ワンとダース・ベイダーの新たな物語を描くうえで、ジョージ・ルーカスをリスペクトすることを最も意識したと明かした。
1977年に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が公開されて以来、現在に至るまで絶大な人気を誇る『スター・ウォーズ』シリーズ。この壮大なサーガを生み出したのがジョージ・ルーカスであり、オビ=ワンとダース・ベイダーはいわばシリーズの伝説的なキャラクターだ。
そんな二人の間に存在するまだ誰も知らない物語を描くため、デボラはルーカスへのリスペクトを払いながらキャラクターを創りあげていったという。
「私はジョージ・ルーカスが作ったキャラクターやユニバースを引き継ぐ。だから、彼がやったことに敬意を払うアプローチをしようと思ったの。本作に出てくるキャラクターが、過去作で描かれたイメージと違わないようにね。それと同時に、自分なりのストーリーを語りたいとも思った。つまり私はオリジナルの精神をリスペクトしつつ、その中に新たな要素をプラスしようとしたのよ」
そんな本作の舞台となるのは、ジェダイが敗北を喫し、オビ=ワンにとって最良の友でありジェダイの弟子であったアナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーに堕ちた『エピソード3/シスの復讐』から10年後。デボラは「このシリーズで最も興味深いことの一つは、私たちがもの凄く伝説的なキャラクターであるオビ=ワンやベイダーを扱っていること。でも私たちは彼らの人生の違う時代で、彼らを描いている。二人は映画シリーズと全く同じ状況下ではない。私たちは彼らの人生の違う時期を語っているのよ」と述べている。
彼らの知られざる物語を果たしてデボラはどのように描いたのか。注目の『オビ=ワン・ケノービ』は、Disney+(ディズニープラス)にて独占配信中。毎週水曜日に新エピソードが配信。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『オビ=ワン・ケノービ』© 2022 Lucasfilm Ltd.