米経済誌Forbesが、音楽界、映画界、スポーツ界などを対象にした「世界で最も稼ぐセレブTOP100」というランキングを発表したが、今年公開され世界興行収入が27億7000万ドル(約2991億円)で歴代第2位になる大ヒットを記録したマーベル映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の出演者たちはどれほど稼いだのだろうか?
まず、アベンジャーズメンバーの中で最も上位につけたのがソー役のクリス・ヘムズワース。『アベンジャーズ』のギャラだけでなく今年は『メン・イン・ブラック:インターナショナル』にも出演し、『マイティ・ソー』4作目も決まっている彼が、7640万ドル(約83億円)を稼ぎ24位に入った。
2番手はアイアンマン/トニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jrで、『ドクター・ドリトル』のリブート版や『シャーロック・ホームズ』第3作も控える中、6600万ドル(約71億円)で31位。続いて、ロケットの声を担当し、主演・監督・製作・脚本を手掛けた『アリー/スター誕生』や『運び屋』に出演していたブラッドリー・クーパーが5700万ドル(約61億円)で43位に、インディペンデント界出身監督との仕事が相次いでいるブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ役のスカーレット・ヨハンソンが5600万ドル(約60億円)で47位にランクイン。
そして、現在「Apple TV+」のミニシリーズ『Defending Jacob(原題)』に出演中のキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース役のクリス・エヴァンスは4350万ドル(約47億円)で73位、アントマン/スコット・ラング役で単独主演作『アントマン&ワスプ』もあったポール・ラッドが4100万ドル(約44億円)で83位と続く。
以上、アベンジャーズのうち6人がTOP100に名を連ね、合わせて3億4000万ドル(約367億円)を稼ぎ出した。なお、クリス・エヴァンスとポールは同ランキング初登場だった。
いずれの役者も、『アベンジャーズ』シリーズ、そしてマーベルにとって非常に重要な存在であることが認められているため、製作スタジオに対し、出演料とは別の成果報酬として映画の利益の一部を求めることができるという。例えばロバートは今後、『エンドゲーム』の利益7億ドル(約756億円)のうちおよそ8%、約5500万ドル(約59億円)を得るため、出演料と合わせて同作だけで7500万ドル(約81億円)相当の金額を手にすることになると、Forbesは解説している。
キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンや、スパイダーマン役のトム・ホランドは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品で主演を務めているものの、参加してからの日が浅いため、ロバートやスカーレットのようなインセンティブはなかったと見られる。
2008年のスタート以来、これまでに22億ドル(約2376億円)以上の利益を上げてきたMCU。フェーズ4以降もその動向から目が離せなさそうだ。
なお、「世界で最も稼ぐセレブTOP100」のトップ3は、1位テイラー・スウィフト(1億8500万ドル)、2位カイリー・ジェンナー(1億7000万ドル)、3位カニエ・ウェスト(1億5000万ドル)だった。(海外ドラマNAVI)
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『アベンジャーズ』
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