グリーン・アローはDCコミックのヒーローとあって、スーパーマンやバットマンとの共演も考えられそうだが、ここで問題がひとつ。本作の世界観はアメコミよりかなりリアルで、「超能力は用いない」と製作総指揮者のアンドリュー・クライスバーグは言い切っているほど。では、他のスーパーヒーローとの共演はありえないのだろうか?
この問いにクライスバーグは、The Hollywood Reporterのインタビューで次のように答えている。
「どんな可能性もオープンにとらえている。スーパーマンやバットマン、グリーン・ランタンやワンダーウーマンのような、想像力あふれるキャラクターが出てくるかどうかはわからないけれどね。僕らは今のところ、オリヴァー・クイーンを唯一のヒーローとして描いている」
「でも、コミックに出てくるその他のキャラクター、とくに、これまで出番が多くなく、あまり知られていないキャラクターは出すつもりだよ。それが楽しいんだ。スーパーマンはいつでもチャンスがあるからね」
また、同じく製作総指揮者のマーク・グッゲンハイムやライアン・レイノルズによると、本作は超能力をもたないキャラクターによる世界観を構築しているが、だからといって、この世界にメトロポリス(『スーパーマン』の舞台)やゴッサムシティ(『バットマン』の舞台)が存在しないとは限らないとのこと。また、濃いファン向けに、コミックでお馴染みの名前や場所をたくさん盛り込んでいるということだ。というわけで、アメコミファンはよく目を凝らし、耳をすまして鑑賞すると楽しいかもしれない。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Arrow』
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