米CBSジャンケットに突撃！！＜前編＞

2012年12月12日 2022年8月10日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

ゴールデン・グローブ賞授賞式の会場としてお馴染みのビバリー・ヒルトン・ホテルで、11月9日から3日間に渡って「CBS　TVインターナショナル・ジャンケット」が開催された。"ジャンケット"を辞書で引くと「宴会」と出てくるが、これはいわゆる業界用語で「（お金をかけた）記者会見」のことなのです。

『NCIS』『ヤング・シェルドン』の米CBS、2022年秋の放送開始日を発表

全米で最も視聴されている犯罪捜査ドラマシリーズ『NCIS　〜ネイビー犯罪捜査班』や、大ヒットコメディシリーズ『ビッグバン★セオリー　ギークなボクらの恋愛法則』のスピンオフ『ヤング・シェルドン』などを抱える米CBSが、今秋から始まる2022-2023シーズンの各TVシリーズ初回放送日を発表した。米TV...

「CBS　TVインターナショナル・ジャンケット」は、ほぼ毎年のように行われ、世界各国から集まった記者がドラマのクリエイターや出演者に質問を浴びせるのだが、豪華なタレントのラインナップと濃密スケジュール（朝から夕方まで、ランチ時間を除いてビッチリ！）で、毎回、我々記者を大満足させてくれるのだ。

今年の出席タレントも例年に負けず超豪華だった!!　『HAWAII FIVE－0』のアレックス・オロックリンとスコット・カーン、『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』のクリス・オドネルとLL・クール・Jをはじめ、『ブルーブラッド～NYPD家族の絆～』のドニー・ウォールバーグ、『デクスター警察官は殺人鬼』のマイケル・C・ホール、『NCIS～ネイビー犯罪捜査班』のマーク・ハーモン、話題の新作ドラマ『Vegas』のデニス・クエイドとマイケル・チクリス、『Beauty and The Beast』のクリスティン・クルック、また、『CSI:科学捜査班』のテッド・ダンソンらが、ユーモアを交えながら役作りや裏話などを語ってくれた。

初日の9日は、『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』のクリス・オドネルとLL・クール・Jの記者会見でスタート。アメリカでは4シーズン目に突入しており、二人の息がピッタリなのはドラマの中だけではないことを絶妙な掛け合いで証明してみせた。オドネルが、「共演者もクルーも、もう家族みたいなもの」と話すと、クール・Jが、「相性っていうのは、実際に演じてみないと分からない。オレたちはみんな常に一生懸命仕事に取り組むから、息も合ってうまくいくんだ」と答える。「あうん」の呼吸とはこのこと！　を眼前で繰り広げてくれた。

賑やかな二人の次に現れたのは、『デクスター』のマイケル・C・ホール。アメリカでオンエア中のシーズン7では、父親ハリーが息子デクスターにアドバイスをするシーンが格段に減っている。それについてホールは「今シーズンは、大人として成熟したデクスターが描かれるんだ」と教えてくれた。

初日の最後は、『Vegas』からの大御所俳優二人が飾った。同ドラマは、1960年代のラスベガスを舞台に、屈強な保安官ラルフ・ラムとマフィアの間の攻防を描く、実話に基づくストーリー。ラム保安官を演じるデニス・クエイドは「ラルフに会った時、かなりの高齢なのに、元気でチャーミングなのに驚いた。彼はいまでもケンカに負けないんじゃないかって思ったほどだよ」と話した。また、出世作『ザ・シールド　ルール無用の警察バッジ』では、警察官に扮したが、一転して、本作ではマフィア役のマイケル・チクリスは、「マフィアの生活を知るにつれ、興味深い発見がある」と語った。（取材・文：はせがわいずみ　編集・海外ドラマNAVI編集部）

（写真は『Vegas』に出演するサラ・ジョーンズとジェイムズ・オマラ）